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写真●ソフトバンクBB,ソフトバンクテレコム,ソフトバンクモバイルでネットワーク本部長を務める牧園啓市執行役員(撮影:井上裕康)
写真●ソフトバンクBB,ソフトバンクテレコム,ソフトバンクモバイルでネットワーク本部長を務める牧園啓市執行役員(撮影:井上裕康)
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 ソフトバンクBB,ソフトバンクテレコム,ソフトバンクモバイルの3社でネットワーク本部長を務める牧園啓市執行役員は10月3日,NGN(次世代ネットワーク)の最新動向を解説する専門セミナー「NGN Summit」で「Softbankグループが目指すネットワーク」と題して講演し,グループで構築中のNGNについての計画や考えを披露した。

 まず牧園執行役員は,無線の著しい進歩から「2013年には,無線のユーザー1人当たりのトラフィックが固定ブロードバンド・サービスとほぼ同じになる」と指摘。このため,「今よりもさらに大きな帯域が必要とされ,これに対応するために広帯域のネットワークを作ることが我々の課題だ」と語る。このほかにも,既存の設備を今後どうするかといった課題もあるという。

 こうした課題を解決するためにソフトバンク・グループでは,NGNで全社の統合ネットワークを構築していく。「ソフトバンクBBとソフトバンクテレコムを一つのネットワークにするだけではなく,今はまったく別になっているソフトバンクモバイルのネットワークも統合していく」という計画だ。

 「次世代ネットワークに対するモチベーションは,ソフトバンク・グループでもさまざま。しかし今後は,ネットワークの高速化やさらなる無線基地局の設置,老朽化した設備のマイグレーション,そしてネットワークの統合が控えている。(これらを実現することで)さまざまな企業の高速化に対する期待などに応えていかなくてはならない」と,牧園執行役員はNGNに対する不退転の決意を示した。

 さらに牧園執行役員は,NGNで大事なのは,新たな技術を採用することや新しいサービスを提供することだけではないと語る。「NGNでは一番大事なことは運用だ」。というのも,これまでソフトバンク・グループは,「IPの技術を駆使しながらチャレンジしてきたが,正直なところ,さまざまな形でお客様に迷惑をかけてきた」との反省があるからである。「レガシーの運用管理とIPの運用管理は全く違う」と,牧園執行役員は肝に銘ずる。

 そこでソフトバンク・グループは,ソフトバンクBB,ソフトバンクテレコム,ソフトバンクモバイルの3社の運用チームを既に一体の体制に変更。IP技術者の育成にも力を注いでいるという。これらの施策を進め,ネットワーク統合後の運用にも万全を期すとしている。