PR

 米Googleは米国時間10月3日,9月に買収した米Postiniの電子メール・セキュリティ機能を有償オンライン・アプリケーション・サービス「Google Apps Premier Edition」に組み込んだと発表した。同セキュリティ機能は,英語版Google Apps Premier Editionで直ちに利用可能とする。追加料金は発生しない。英語以外の各国語版では,2007年11月に提供を開始する。

 Google Appsは,各種アプリケーション機能を提供するオンライン・サービス。Webメール「Gmail」,インスタント・メッセージング(IM)「Google Talk」,スケジュール管理「Google Calendar」,Webページ作成「Google Page Creator」,オフィス・スイート「Google Docs&Spreadsheets」,スタート・ページ「Start Page」といった機能を備える。有償版のPremier Editionは,メール保存容量を増やすほか,電話サポート・サービスなどを追加提供する(関連記事:「Google Apps」の有料版,年間50ドルでサポートやカスタマイズを強化)。

 Postiniは,電子メールやIMといったコミュニケーションの暗号化と保護,コンプライアンス支援といった機能をオンライン・サービスとして提供する企業。Googleが6億2500万ドルで9月に買収した(関連記事:Google,Postiniの買収で「Google Apps」のセキュリティを強化)。Postiniのサービスは3万6000社以上が利用しており,ユーザー数は1100万人という。

 GoogleはPostiniのセキュリティ機能を導入して,Gmailで新たなスパム/ウイルス・フィルタリング機能の提供を始める。また送信メールに対するフッター自動追加や,ポリシー違反メールの送信阻止などの機能も追加する。誤って削除したメールも90日間は復旧可能とする。

 Googleは,セキュリティ以外でもGoogle Apps Premier Editionを強化した。主な強化内容は以下の通り。

  • メール保存容量の拡大:これまで1ユーザー当たり10Gバイトだったメール保存容量を25Gバイトに増やした
  • メール・ルーティング機能:Google Appsとほかのメール・システムを並行して運用可能とする。Googleでは,他システムからGoogle Appsの移行作業を同機能で省力化できるとしている。この機能は教育機関向けの「Google Apps Education Edition」でも利用可能

[発表資料へ]