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 openSUSEプロジェクトは2007年10月4日(米国時間),同プロジェクトが開発・提供するLinuxディストリビューションの新版「openSUSE 10.3」を公開した。前版の公開から約10カ月ぶりの新版となる。

 openSUSEは個人用,特にデスクトップ用途を重視したフリーのLinuxディストリビューション。パッケージを含むシステム全般の統合管理ツール「YaST」を備えるのが大きな特徴である。

 新版のopenSUSE 10.3では,デスクトップ用途向けの仮想化ソフト「Virtual Box 1.5」が新たに組み込まれた。Virtual Boxを標準で組み込んだLinuxディストリビューションはまだ珍しい。Virtual Boxはオープンソースの仮想化ソフトで,バージョン1.5は2007年9月3日に公開された最新版である。

 新版では,すべてのパッケージを含んだ「DVD-ROM版」,必要なパッケージをダウンロードしながらインストールが進む「CD-ROM版」が用意された。対応プラットフォームは,i386,x86_64,ppc(PowerPC)である。

GNOME 2.20やOpenOffice.org 2.3など最新ソフトを取り込む

 openSUSE 10.3に採用されたカーネルはバージョン2.6.22。X Window Systemは,X.Org 7.2である。KDEのバージョンは3.5だが,開発中の4.0版からいくつかのアプリケーションやコンポーネントを取り込んだ。GNOMEは9月20日に公開されたばかりの2.20を用いた。オフィス・ソフトのOpenOffice.org 2.3も利用できる。

■訂正
初出時には,「2007年10月4日にLiveCD版を公開した」旨の記述がありましたが,LiveCD版は正式には2007年11月2日に公開されました(関連記事)。このため,LiveCD版に関する記述を削除しました。お詫びして訂正いたします。[2007/11/02 22:30]