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 米Xeroxは,赤外線でしか見えない文字を通常のカラー印刷用トナーで印刷する技術「InfraredMark Specialty Imaging Font」を,フランスで現地時間10月4日に発表した。文書の偽造防止や機密保持に利用できるとしている。

 この印刷技術は,レーザー・プリンタなどの電子写真方式プリンタと,一般的なシアン(C)/マゼンタ(M)/黄(Y)/黒(K)トナーを使い,人間の目では見えない文字を普通紙に印刷する。

 この技術の原理について,Xeroxは「CMYKの各トナーは赤外線に対する反射率などが異なるため,あるトナーの組み合わせは赤外線照明下で検出でき,ある組み合わせは検出できない」と説明する。これを応用し,人間の目には見えないものの,赤外線照明と赤外線カメラで見える文字の印刷を可能とした。この技術で印刷した文字は,コピー機で複写できない。

 文書の安全性を経済的に高められるため,これまでコスト面でセキュリティ対策を導入できなかった,チケット/クーポン/証明書/免許証などの偽造防止対策に適用できる。

 この技術による印刷は,Xeroxが2007年9月にリリースした小切手などの個人向け文書を印刷するための商用プリンタ向けソフトウエア「FreeFlow Variable Information Suite 6.0」で利用できる。

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