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 米FCC(連邦通信委員会)は,地上デジタル放送の空白帯域(いわゆるホワイトスペース)の周波数利用に向け,プロトタイプを使った試験を追加で実施すると,米国時間の2007年10月5日に発表した(発表資料)。ホワイトスペースは,放送波を感知することで地域別に利用されていない周波数を把握し,免許不要の電波としてモバイル機器に活用しようというものである。コグニティブ無線という技術を活用する。

 FCCでは,ホワイトスペースの利用に向けて,プロトタイプを利用した試験を既に実施しているが,干渉の問題が明らかになっていた。この結果,米国の放送業界からも強い反対の意見が出ており,キャンペーンなども行われている(関連記事)。こうした状況の中で,ホワイトスペースの活用に向け,追加のテスト実施が決められた。

 ホワイトスペースの利用については,米国のIT業界の関心が強い。既に「White Spaces Coalition」という組織が結成されており,Microsoft,Google,Dell,HP,Intel,Philips,Earthlink,Samsung Electro-Mechanicsなどが名前を連ねている。