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Express5800/i110Rc-1h
Express5800/i110Rc-1h
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 NECは,ラックの1Uのスペースに2台設置可能な小型のPCサーバー「Express5800/i110Rc-1h」の出荷を10月26日に出荷する(写真)。本体の奥行きを短くし,ラックの前後から1Uのスペースに合計2台をマウントできるようにした「1Uハーフ」のサーバー機。従来機と比べ,最新CPU搭載モデルを追加して30%性能を向上させたほか,ホットプラグ可能なSASディスクを使えるようにした。価格は,CoreDuo T2500搭載機が13万8000円(税別)から,Core2Duo T7400搭載機が16万8000円(税別)から。

 Express5800/i110Rc-1hは,サーバー機の奥行を短くすることで高さ1Uのラックの容積に前後2台のPCサーバー機を収容可能とした「1Uハーフ」タイプのラックマウント型PCサーバーの最新機種である。ノート型パソコン向けに省電力化を図ったCPUをサーバー機で利用することで,デスクトップ向けCPUよりは価格が高くつくものの省電力化と省スペースを実現している。

 主にデータセンターや,省スペースや省電力を求める企業向けに提供する。1Uスペースに2台設置可能であるため,単純に計算すれば従来の2倍のサーバーを設置できる。本体の奥行きは,355ミリメートルである。

 ただし,それだけでは熱問題が発生する。通常サーバーは,正面から冷気を取り込み,背面から熱気を排出し,本体を冷却している。背中合わせの格好でラックに格納される1Uハーフのサーバーでは,サーバーとサーバーの間にあたるラック中央部に熱がこもってしまう。

 この点はデータセンターのように,従来から下から上に空気を送る機構を持つ設備の場合は問題ない。だが,通常のオフィスのように,壁面に設置した空調機から冷気を横に送風している設備の場合は,熱気を逃がす手だてがないため,その熱を下から上に送風する専用のファンを,NECがオプションとして別途提供する。サーバー同様ラックにマウントして使う。

 新機種の搭載CPUは,全2種類で以下の通り。Core2Duo T7400(2.16GHz)搭載機と,CoreDuo T2500(2GHz)搭載機である。CPUのモデル名にある「T」はノート型向けに省電力を図ったCPUであり,デスクトップ型の「E」シリーズと比較して,動作電圧やFSBクロックが低く抑えられており,CPUの動作クロックも低めである。アーキテクチャは変わらないため同一クロック下においてEとTの性能は同じだが,省電力のTシリーズの方が価格が高い。TDP(Thermal Design Power)は,Eシリーズが65ワット,Tシリーズが34ワットである。

 従来機種「Express5800/i110Rb-1h」が搭載していたCPUは,CoreDuo T2500(2GHz)である。これは,今回出荷する新機種「同i110Rc-1h」全2製品のうち,下位モデルが搭載するCPUと同一である。今回は,新機種を出荷するにあたり,より上位に位置するCore2Duo T7400搭載機を追加した格好だ。加えて,新機種では新たに,ホットプラグ対応のSASディスクを利用できるようにした。