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iForum 2007 App Delivery Expoのキーノート・スピーチで戦略を語る、米Citrix SystemsのMark Templeton CEO(最高経営責任者)
iForum 2007 App Delivery Expoのキーノート・スピーチで戦略を語る、米Citrix SystemsのMark Templeton CEO(最高経営責任者)
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米XenSourceの共同創業者でありXenの主要な開発者であるIan Pratt氏(左)が登壇すると、大きな拍手がわき起こった
米XenSourceの共同創業者でありXenの主要な開発者であるIan Pratt氏(左)が登壇すると、大きな拍手がわき起こった
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同社のプロビジョニング・サーバーなどを使い、仮想化によってもたらされるメリットのデモンストレーションを行った
同社のプロビジョニング・サーバーなどを使い、仮想化によってもたらされるメリットのデモンストレーションを行った
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 「今後のビジネスで最も重要なのは、アプリケーションをどこにでも配信できること」――。米Citrix SystemsのMark Templeton CEO(最高経営責任者、写真1)は10月23日(現地時間)、米ラスベガスで開催中の年次カンファレンス「iForum 2007 App Delivery Expo」のキーノート・スピーチにおいて、こう強調した。

 「アプリケーションをユーザーに提供できて初めてビジネスが成り立つ」。これが、アプリケーション配信が重要であることの根底にあるとTempleton CEOは語る。そして、このアプリケーション配信を実現するためには、3つの方向性が必要だと続けた。(1)すべてのアプリケーションをサービスとして届けられること、(2)すべてのデータセンターを動的(Dynamic)にすること、(3)デスクトップ環境を配信できること――だ。

 特に(2)の「データセンターの動的化」の説明には力を入れた。“現在のデータセンターが静的である”というのは、「アプリケーションのワークロード(作業負荷)とサーバーが1対1になっているということ。つまりハード・コーティングされているという意味」だとし、「仮想化技術を使うことで、すべてのアプリケーションのワークロードが(データセンター内にある)すべてのサーバーに乗せられるようにすれば、データセンターの利用を効率化したり、運用を容易にしたりできる」と断言した。

 ただ、「米IDCの調査結果によればx86サーバーのうち、現在仮想化されているのは9%にすぎない」という具体的な数字を挙げ、「現状ではデータセンターの動的化は容易ではない」とする。それを打開するためのCitrixの戦略が、高速な64ビットのハイパーバイザーの活用、ダイナミックなバーチャル・サーバーの提供、プロセサからアプリケーションまでに至るパートナーシップの拡充――だ。

 ハイパーバイザーとは、仮想化を実現するためのエンジンのこと。この説明をするのに、前日に買収を完了した(関連記事)米XenSourceの共同創業者であり、オープンソース仮想化ソフトXenの主要な開発者であるIan Pratt氏が登壇(写真2)。聴講者から大きな拍手で迎えられた。ダイナミックなバーチャル・サーバーは、もちろんCitrix XenEnterpriseのことである。パートナー戦略では、HP、BEA Systems、IBM、Dell、AMD、SAP、Business Objects、Oracle、Microsoftの担当者が相次ぎビデオで登場し、Citrixとの協業の重要性を語った。

 こうした戦略によってデータセンターのみならず、デスクトップの仮想化までをカバーできるとし、それを同社のプロビジョニング・サーバーのデモ(写真3)などを交えながら説明した。さらに、前述した(1)すべてのアプリケーションをサービスで届けるや(3)デスクトップ環境の配信をどう実現していくかもデモを交えながら解説。最後に、「ITが、これまで以上に戦略的なものとなっている」というメッセージを発信し、2時間を超えるキーノート・スピーチを締めくくった。