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 米Microsoftはベルギーで現地時間10月24日,欧州競争法(独占禁止法)違反の係争で欧州連合(EU)の第一審裁判所に申し立てていた2つの訴訟を正式に取り下げた。同社は10月22日に,欧州委員会(EC)が同社に対して2004年に下した決定を全面的に受け入れることを発表している(関連記事:Microsoft,競争法違反を巡る欧州委員会の決定に完全遵守で合意)。

 2つの訴訟のうち1件は,2006年7月にECが科した制裁金に関するもの。ECは同社の是正条件履行が不十分として総額2億8050万ユーロ(約3億5600万ドル)の制裁金支払いを命じ(関連記事:欧州委員会がMicrosoft独禁法違反で3億5600万ドルの制裁金を決定,Microsoftは提訴へ),同社はこれを不服として控訴していた(関連記事:米Microsoft,EUの制裁金に対し控訴)。

 取り下げたもう1件は,同社の取引機密をオープンソース・ベースでライセンスするよう命じる是正条件の取消を求めていたもの。10月22日のECとの合意内容に,「プロトコル情報をオープンソース開発者が利用できるようにする」との追加措置が盛り込まれた。

 Microsoft欧州法務顧問のErich Andersen氏は,「(訴訟をすべて取り下げ,)法的義務の遵守とECとの建設的関係強化に当社の全エネルギを注ぐことが重要だと確信している」と述べた。

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