スポーツを見ながら、手元の携帯情報機器で関連動画を楽しむ――。マイクロソフトと東芝は2007年10月26日、秩父宮ラグビー場にて「デジタルアミューズメントスタジアム」と呼ぶイベントを開催した。東芝の携帯音楽プレーヤー「gigabeat」を持っているユーザーに対し、無線LAN環境を使って動画をダウンロードし、視聴できる環境を用意した。
秩父宮ラグビー場では同日、「ジャパンラグビー トップリーグ2007-2008」の開幕戦が行われた。開幕戦のカードは、東芝ブレイブルーパス対サントリーサンゴリアス。昨シーズンの「マイクロソフトカップ」の決勝を戦った2チームだ。会場では、この際の決勝戦のダイジェスト映像や、オープン戦を前にした選手へのインタビュー、チームの紹介映像などが配信された。
動画は、RSSを通じてコンテンツを公開する、いわゆるポッドキャストによって配信された。ポッドキャストに対応している「gigabeat T401」の電源を入れ、「無線deダウンロード」メニューを選ぶと、視聴できる動画コンテンツの一覧が現れる。ここから好みのコンテンツを選ぶと手元のgigabeatにダウンロードされた。試合前に前回の試合内容を振り返ったり、目当ての選手のインタビューを見たり、といった楽しみ方ができる。
今回のイベントでは収録済みの映像のみの配信だったが、将来的には「試合の映像をリアルタイムに配信することもやりたいと考えている」(マイクロソフト)。今グラウンドで繰り広げられたばかりのファインプレーを、すぐに手元のプレーヤーで再確認する、などということが可能になれば面白そうだ。