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米デル 会長兼CEOのマイケル・デル氏
米デル 会長兼CEOのマイケル・デル氏
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 米デルの会長兼最高経営責任者(CEO)であるマイケル・デル氏は2007年10月29日、東京都内で開催した記者説明会において、同社の新しいグローバル戦略「ITのシンプル化(SIMPLIFY IT)」構想を発表した。

 「ITのシンプル化」とは、「従来の非効率な作業を減らし、ITインフラの標準化や統合、自動化により、人材の有効活用や生産性の向上、ビジネス拡張へ向けた資源の集中」を図ることだという。

 「企業に『システムの一番の問題は何か』と聞くと、ほとんどが『複雑になったこと』を挙げる。異なるアーキテクチャーを採用しているためにシステムが複雑になり、メンテナンスにコストがかかっているという。また、システムの複雑化が、新たな機器やサービスなどの導入スピードを遅らせている」(デル氏)。

 この「複雑化」にまつわる問題を解決するのが「ITのシンプル化」であり、同社ではそのためのソリューションを提供していくという。その一つが、同社の開発した「ITシンプル化評価ツール」。同社のWebサイトから無料で利用できる。これを使えば、企業システムのどの部分を「シンプル化」すればよいのかを調べられる。加えて同社では、「ITシンプル化評価サービス」の提供も検討している。これは、同社がコンサルティングを実施して、効果的な「ITシンプル化」のためのプランを作成するもの。

 「デルでは23年間、顧客が求めやすい価格でパソコンを提供してきた。しかし多くの企業では、パソコンの価格自体は大きな問題ではなくなってきた。パソコンやユーザーのサポートにかかるコストが、パソコン価格の5~6倍になっているからだ。『ITのシンプル化』によって、このサポートコストを削減できる。例えばデルでは、サポートサービスを製品に組み込んで提供している。これも、『ITのシンプル化』の一環である」(デル氏)。