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SAPのビル・マクダーモット氏
SAPのビル・マクダーモット氏
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東国原英夫宮崎県知事
東国原英夫宮崎県知事
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 「我々の使命は、ユーザー企業にイノベーションを提供することにある。そのためには顧客の積極的な参加が欠かせない」。SAPアメリカ&アジア・パシフィック・ジャパンのプレジデント&CEO(最高経営責任者)を務めるビル・マクダーモット氏(写真上)は,日本のSAP利用企業の経営層を前にこう強調した。

 SAPジャパンは10月29、30日の2日間、宮崎県フェニックス・シーガイア・リゾートで年次大会「SAP SAPPHIRE ’07 Miyazaki SEAGAIA」を開催。同時に開かれたSAPジャパンのユーザー会「JSUG(SAPジャパン・ユーザー・グループ)」年次大会のオープニング講演で、マクダーモット氏は「米国では、アプリケーションの開発に利用企業が積極的に協力している。企業からの提案で、新たに開発するケースもある。日本のユーザー企業もぜひ参加してほしい」と呼びかけた。

 マクダーモット氏は、ユーザー企業が主導して開発したアプリケーション例として,販売管理アプリケーション「xSOP」を紹介。「ユーザー企業が毎月集まり、要件を定義した。これをSAPに提案することで、新たなアプリケーションが生まれた」(マクダーモット氏)という。米国では、ユーザー企業がすでにSAPに対して約120の製品開発を提案している。

 続いて、「経営に貢献するIT」をテーマにJSUGのメンバーとSAPジャパンの幹部がパネル・ディスカッションを実施。ユーザー企業からSAPジャパンに対し、「SAPジャパンがSOA(サービス指向アーキテクチャ)を提案しているのは理解できる。だが、SOAに基づいて本当にユーザー企業の信頼に足るプラットフォームを実現できるのか」などと厳しい意見が出た。SAPジャパンの八剱洋一郎社長は,「車を組み立てるように、SAPは業務部品の共通化を進めていると理解してほしい」と説明。「部品を増やすことでSOAに基づいたシステムが構築できる環境を実現していきたい」(八剱社長)とした。

 オープニング講演ではゲストとして、東国原英夫宮崎県知事も登壇した(写真下)。SAPPHIRE ’07は、1億円でシーガイアを貸し切る「1億円パック」を利用した初のイベントである。これに対し、東国原県知事は「宮崎にようこそ」とお礼を言ったうえで、「宮崎県の景気を良くするためには、企業の誘致が欠かせない。いま、シーガイアには日本だけでなく、世界に名だたる企業が集まっている。ぜひ宮崎に拠点を置くことを検討してほしい」と呼びかけた。