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図1 ウイルスが表示する料金請求画面(IPAの発表資料から引用)
図1 ウイルスが表示する料金請求画面(IPAの発表資料から引用)
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図2 ワンクリック詐欺に関する相談件数の推移(IPAの発表資料から引用)
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 セキュリティに関する届け出や相談を受け付ける情報処理推進機構(IPA)は2007年11月2日、2007年10月の届け出・相談状況を公表した。それによると、「ワンクリック詐欺(ワンクリック不正請求)」に関する相談が最も多く、過去最多の369件だったという。

 ワンクリック詐欺とは、インターネットを悪用する詐欺の一種。Webサイトに置いた画像やアイコン、リンクなどをクリックしただけで有料サイトに登録したとみなし、払う必要のない料金を請求する。

 ワンクリック詐欺サイトの中には、動画ファイルなどに見せかけてウイルス(悪質なプログラム)を実行させようとするところもある。だまされて実行してしまうと、ウイルスは画面上に料金請求を表示(図1)。パソコンを著しく使いづらくして、料金を支払わせようとする。実際IPAには、「請求書が表示されて、消えなくなってしまいました」といった相談が多数寄せられているという。

 2005年後半以降、IPAにはワンクリック詐欺の相談が多数寄せられている(図2)。2006年5月には200件を超え、2007年3月には300件超を記録。そして10月には、過去最多となる369件の相談が寄せられた。

 被害に遭わないためには、「セキュリティの警告」が表示されたら、安易に「実行」や「実行する」をクリックしないことが重要であるという。警告を無視して、「実行」や「OK」をクリックし続けると、ウイルスに感染してしまう。

 また、「アダルトサイトにアクセスしない」ことも対策として挙げている。ただし最近では、ペットの写真や芸能人の情報などが掲載された、アダルトとは無関係のサイトからアダルトサイト(詐欺サイト)へ誘導されるケースがあるので要注意だとしている。

 加えて、請求書が表示された場合には、お金を振り込んだり、請求書に書かれた連絡先に問い合わせをしたりしないよう注意を呼びかけている。とりあえずパソコンを再起動して、請求書が再度表示されるかどうかを確認し、表示されない場合には無視することを勧めている。

 再起動後も表示された場合には、ウイルスに感染していることが確実。Windowsが備える「システムの復元」機能などを使って、感染以前の状態に戻すことなどを推奨している。