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写真1 「Ubuntu 7.10 日本語ローカライズド Desktop CD」のデスクトップ画面
写真1 「Ubuntu 7.10 日本語ローカライズド Desktop CD」のデスクトップ画面
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写真2 日本語関連アプリケーションをインストールできる「日本語セットアップヘルパ」
写真2 日本語関連アプリケーションをインストールできる「日本語セットアップヘルパ」
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写真3 検索を効率的に行える「Deskbar Applet」
写真3 検索を効率的に行える「Deskbar Applet」
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写真4 Ubuntuのパッケージ・マネージャでFirefoxの拡張機能をインストール可能
写真4 Ubuntuのパッケージ・マネージャでFirefoxの拡張機能をインストール可能
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写真5 カーネル,glibc,gccのバージョン
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写真6 X Window SystemとGNOMEのバージョン
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写真7 Webブラウザの「Firefox」とメール・クライアントの「Evolution」
写真7 Webブラウザの「Firefox」とメール・クライアントの「Evolution」
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写真8 オフィス・ソフトの「OpenOffice.org」とフォトレタッチ・ソフトの「GIMP」
写真8 オフィス・ソフトの「OpenOffice.org」とフォトレタッチ・ソフトの「GIMP」
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写真9 マルチメディア・プレーヤの「Totem」と音楽管理・再生アプリケーションの「Rhythmbox」
写真9 マルチメディア・プレーヤの「Totem」と音楽管理・再生アプリケーションの「Rhythmbox」
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 Ubuntu Japanese Teamは2007年10月19日,Linuxディストリビューションの「Ubuntu 7.10 日本語ローカライズド Desktop CD(以下,Ubuntu 7.10日本語版)」を公開した(写真1)。Ubuntuは,英Canonical社が支援するUbuntuコミュニティが提供する,Debian GNU/LinuxをベースとしたLinuxディストリビューションである。

 このUbuntuに対してUbuntu Japanese Teamが日本語化などのカスタマイズを行い,日本向けに配布しているのがUbuntu 7.10 日本語ローカライズド Desktop CDだ。Ubuntu Japanese Teamは,例えば,日本語向けアプリケーションなどをインストールできるGUIツール「日本語セットアップヘルパ」などを独自に組み込んでいる(写真2)。ちなみに,Ubuntu 7.10は2007年10月18日(英国時間)にリリースされた(関連記事)。

 Ubuntuの特徴は,光学メディア(CD)から直接パソコンを起動してLinuxが使える「ライブCD(1CD Linux)」の形態で配布されていることだ。そのため,パソコンのハード・ディスクにインストールしなくても,手軽にLinuxを試すことができる。

 ハード・ディスクにインストールしたい場合は,ライブCDでパソコンを起動した後に表示されるデスクチップ画面から,付属のインストーラを起動すればよい。このインストーラを使えば,インストール時には,Windowsのパーティションを縮小し,Ubuntu用のパーティションを自動的に作成することも可能である。

 最新のUbuntu 7.10日本語版では,検索を効率的に行える「Deskbar Applet」が新たに搭載された(写真3)。パネル上のアイコンをクリックして開いた画面内に検索したいキーワードを入力すると,GoogleやWikipediaなどといった検索対象のWebサイトが一覧される。ここから検索したいサイトを選択すると,自動的に当該サイトで検索が行われ,その結果が表示される。

 また,Ubuntuのパッケージ・マネージャに対応したパッケージを検索することもできる。さらに,パソコン内部に保存した文書や写真,メールなどを高速に検索できるツール「Tracker」も用意されている。

 Firefoxの拡張機能のインストールについては,Ubuntuのパッケージ管理に関する拡張機能が搭載されており,必要なプラグインの自動検出およびインストールが行える。また,Ubuntu用にパッケージ化されている拡張機能については,Ubuntuのパッケージ・マネージャを用いて,Firefoxにインストールすることも可能だ(写真4)。

 このほか,パソコンに搭載されたグラフィックス・カードを自動認識し,3次元デスクトップ機能の「Compiz Fusion」を自動的に有効にする,プリンタの接続と同時に自動的にドライバをインストールして印刷できるようにする,NTFSファイル・システムにアクセスする(読み込みだけでなく,書き込みも可能),などの機能が新たに追加された。

 Ubutun 7.10日本版では,カーネルにバージョン2.6.22,glibcにバージョン2.6.1,gccにバージョン4.1.3が採用されている(写真5)。X Window Systemには「X.Org X11 R7.2(xorg-server 1.3.0)」,統合デスクトップ環境には「GNOME 2.20.0」が採用されている(写真6)。

 インターネット関連のアプリケーションには,Webブラウザの「Firefox 2.0.0.6」,メール・クライアントの「Evolution 2.12.0」が標準で導入される(写真7)。さらに,オフィス・ソフトの「OpenOffice.org 2.3.0」,フォトレタッチ・ソフトの「GIMP 2.4.0-rc3」などが利用できる(写真8)。マルチメディア関連では,マルチメディア・プレーヤの「Totem 2.2.0」,音楽管理・再生アプリケーションの「Rhythmbox 0.11.2」などを利用可能だ(写真9)。

 なお,Ubuntu 7.10日本語版は,日経Linux2007年12月号の付録DVDに収録されている。

■変更履歴
Canonical社の表記について誤りがございました。お詫びして訂正します。本文は修正済みです。[2009/05/20]