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写真1●英シンビアンのナイジェル・クリフォードCEO(最高経営責任者)
写真1●英シンビアンのナイジェル・クリフォードCEO(最高経営責任者)
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写真2●シンビアンの久晴彦 代表取締役社長
写真2●シンビアンの久晴彦 代表取締役社長
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 「Linuxをベースとした携帯電話向けプラットフォームは10~25種類と数多くある。グーグルが発表したプラットフォームもその1つ。オープンソースに対する考え方は我々も同じで、支援していきたい」――。11月6日、英シンビアンのナイジェル・クリフォードCEO(最高経営責任者)は、米グーグルが同日に発表した携帯電話向けプラットフォーム「Android」(関連記事)について、こうコメントした(写真1)。

 2007年第3四半期のシンビアンの業績は、Symbian OSを搭載したスマートフォンの出荷台数が2040万台で、前年比56%増と好調だ。日本市場でも同社は堅調に成長している。「11月中には、Symbian OSを搭載した携帯電話機が国内でも累計で3000万台を上回る」と、久晴彦 代表取締役社長は説明した(写真2)。今後の携帯電話機市場についてクリフォードCEOは、「2010年までには世界の携帯電話機の20~30%はスマートフォンになり、10億ドルの市場に成長すると見ている」と強気の姿勢を見せる。

 7日から東京で開催する同社のイベント「Symbian Summit Tokyo 2007」の開催に合わせ来日し、好調な業績についての会見を実施したクリフォードCEOだったが、くしくもグーグルが掲げた携帯電話向けプラットフォーム構想に水をさされた。会見の質疑応答では、記者からグーグルの発表に対する質問が相次いだのだ。クリフォードCEOは、「我々はこれまでも、業界の大企業と競争してきた」と回答し、新たなライバルの出現に動じていないことを強調した。ただ、「今後、グーグルは競合するのか」という質問に対しては、「発表した内容をまだはっきりと把握していない。今後、提携をするのか、競合になるのかは今の時点では分からない」と、本音をちらつかせた。