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 多数の消費者向けWebサイトを運営する米InterActiveCorp(IAC)は米国時間の11月5日,事業再編計画を明らかにした。5社に分割し,それぞれ公開企業として運営する。

 同社会長兼CEOのBarry Diller氏は分割計画の理由について,「当社は多くの価値を作りだしているものの,多数の事業を抱えていることで複雑になり,顧客や投資家などにとって把握しにくくなっているため」と説明している。

 分割後の5社は,Ask.comやMatch.comなど30以上の主要オンライン・サービスを傘下に持つ「IAC」,小売事業の「HSN」,チケット販売事業の「Ticketmaster」,リゾート関連事業の「Interval International」,不動産事業の「LendingTree」となる。IACが現在のすべての現金資産を確保し,他の4社は適正な出資を受ける。

 IACの会長兼CEOは,引き続きDiller氏が務める。HSNのCEOはMindy Grossman氏,TicketmasterのCEOはSean Moriarty氏,LendingTreeのCEOはCD Davies氏,IntervalのCEOはCraig Nash氏がそれぞれ留任する。

 分割案の詳細な条件について取締役会の最終承認などを取得し,米証券取引委員会(SEC)への届出が認められたのち,2008年第2~3四半期に分割手続きを完了する見込み。

 同社の2007年第3四半期決算は,売上高が前年同期比7.4%増加したが,GAAPベースの純利益が4.2%減少した。Ask.comなどの検索サービスを含むメディア/広告部門が好調だったものの,混乱する住宅ローン市場のあおりを受けた融資および不動産関連が大幅に落ち込んだ(関連記事:IACのQ3決算は減益,メディア/広告部門は好調だが住宅ローン市場の混乱が影響)。

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