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リープフロッグ・エンタープライズのシステム・インフラストラクチャ担当ディレクターであるユージン・シウラナ氏
リープフロッグ・エンタープライズのシステム・インフラストラクチャ担当ディレクターであるユージン・シウラナ氏
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 教育玩具大手の米リープフロッグ・エンタープライズは10月、オープンソースのESB(エンタープライズ・サービス・バス)ソフト「Mule」を使って自社システムを再構築した。「自社Webサイトからの直接販売を強化するという戦略に従って、それにふさわしいアーキテクチャを採用した」と同社のユージン・シウラナ システム・インフラストラクチャ担当ディレクターは説明する。

 リープフロッグでは、Webによる販売をメインビジネスにすることを狙い、販売サイトと基幹系システムをリアルタイムに連携できるようにした。今年3月に販売サイトのシステムを構築、Muleを介して、既存の米オラクル製ERP(統合基幹業務システム)や顧客マスターと連携させた。その後、10月までに、CMS(コンテンツ・マネジメント・システム)やシングル・サインオンの機能を追加し、本格的に稼働を開始した。

 Muleを選んだのは、「オープンソースとして公開された2年ほど前から実物を触ってきて、パフォーマンスや安定性について実証してその良さを知っていた。サポートも満足できるものだった」(シウラナ氏)ためだ。今回のシステムでは、ファイアウォールの外側にある販売サイトと内側にある基幹システムを、SOAPやRESTといったプロトコルを使うことで連携した。

 以前は、販売サイトの開発と運用は外部の会社に依頼していた。しかし、「24時間以内にコンテンツを変更しようと思っても、3~4週間かかることがあった」(シウラナ氏)。このままでは、ネット販売をメインにすることが実現できないと考え、自前での構築に踏み切った。

 同時にシステム部門の体制も強化。2人だったシステム担当を40人まで増員した。「今後18カ月間で約20もの新規アプリケーションを開発しようと考えている。それがビジネス上の競争優位につながるからだ。そのために必要な人材を確保した」(シウラナ氏)

 雇用したのは、ネット上で名の通った技術者。実際に会ったことはないが、どんな得意分野を持っているかなどを知っているエンジニアを選び、直接声をかけたという。職種はアーキテクトがほとんどで、コーディング作業は米国の別会社やベトナムの企業を活用した。

 Muleは、国内ではオージス総研が販売している。同社はこの10月、開発元である米ミュールソースと販売パートナーとして契約した。