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写真1 openSUSE 10.3のデスクトップ画面
写真1 openSUSE 10.3のデスクトップ画面
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写真2 レポジトリの登録を行う「Configured Software Repositories」と,各レポジトリの有効・無効を切り替える「List of Online Repositories」
写真2 レポジトリの登録を行う「Configured Software Repositories」と,各レポジトリの有効・無効を切り替える「List of Online Repositories」
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写真3 パッケージの管理を行う「Package Selector」
写真3 パッケージの管理を行う「Package Selector」
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写真4 Webページ上で配布しているパッケージをインストールできる「1-Click Install」
写真4 Webページ上で配布しているパッケージをインストールできる「1-Click Install」
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写真5 カーネルとglibc,gccのバージョン
写真5 カーネルとglibc,gccのバージョン
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写真6 X Window SystemとGNOMEのバージョン
写真6 X Window SystemとGNOMEのバージョン
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写真7 KDEのバージョン
写真7 KDEのバージョン
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写真8 Webブラウザの「Firefox」と,メール・クライアントの「Evolution」
写真8 Webブラウザの「Firefox」と,メール・クライアントの「Evolution」
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写真9 オフィス・スイートの「OpenOffice.org」
写真9 オフィス・スイートの「OpenOffice.org」
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写真10 フォトレタッチ・ソフトの「GIMP」と,ドロー・ソフトの「Inkscape」
写真10 フォトレタッチ・ソフトの「GIMP」と,ドロー・ソフトの「Inkscape」
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写真11 マルチメディア・プレーヤの「Totem」,CD・DVDクリエイタの「brasero」
写真11 マルチメディア・プレーヤの「Totem」,CD・DVDクリエイタの「brasero」
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写真12 インストール時に非オープンソース・ソフトのライセンスが表示される
写真12 インストール時に非オープンソース・ソフトのライセンスが表示される
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写真13 マルチメディア・プレーヤの「RealPlayer」と,動的コンテンツを再生する「Adobe Flash Player」
写真13 マルチメディア・プレーヤの「RealPlayer」と,動的コンテンツを再生する「Adobe Flash Player」
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写真14 「Java 2 Runtime Environment」のプラグインを利用すれば,Javaアプレットの実行も可能。写真はwww.java.comで公開しているJavaのバージョン確認ページ
写真14 「Java 2 Runtime Environment」のプラグインを利用すれば,Javaアプレットの実行も可能。写真はwww.java.comで公開しているJavaのバージョン確認ページ
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写真15 総合的に設定を行える「YaST2」
写真15 総合的に設定を行える「YaST2」
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 openSUSEプロジェクトは2007年10月4日,自由に入手して利用できるLinuxディストリビューション「openSUSE 10.3」を公開した(写真1,関連記事「フリーのLinuxディストリビューション『openSUSE』の最新版が公開」)。

 openSUSEは欧州を中心に広く利用されているLinuxディストリビューション。米Novell社が提供する有償のLinuxディストリビューション「SUSE Linux」は,openSUSEをベースに開発されている。

複数の版を用意

 openSUSE 10.3では,複数の版が用意されている。数多くのパッケージが収録されている「DVD版」(インストール・ガイド),統合デスクトップ環境にGNOMEを採用した「CD-GNOME版」と統合デスクトップ環境にKDEを採用した「CD-KDE版」(インストール・ガイド)がある。

 また,光学メディアから直接パソコンを起動できる「GNOME Live版」と「KDE Live版」も用意されている(関連記事)。

変更点や機能強化点

 最新バージョンのopenSUSE 10.3では,起動時間の短縮や,仮想環境に「Virtual Box」を利用可能などの変更が行われた。

 パッケージ管理システムについても大幅に変更された。パッケージ管理システムに新たに「libZYpp」を採用。これにより,前バージョンまでは行えなかった,コマンドでのパッケージ管理が可能になった。zypperコマンドを利用することで,インストールやアップデート,削除などの操作をコマンドラインから実行できる。

 パッケージ関連のグラフィカル・ツールについても変更が加えられた。まず,レポジトリの登録を行う「Configured Software Repositories」と,各レポジトリの有効・無効を切り替える「List of Online Repositories」が追加された(写真2)。

 レポジトリとは,パッケージを配布しているサーバーやそのディレクトリ構成を示すデータベースのこと。レポジトリに登録されている情報に基づいて,サーバー上にあるパッケージをダウンロードしてインストールできる。

パッケージの導入がより簡単に

 各パッケージのインストールや削除については「Package Selector」ツール(写真3)が,各パッケージのアップデートについては「openSUSE Updater」ツールが,それぞれ利用できる。また,アップデート・パッケージが存在する場合は,自動的にアップデートすることも可能だ。

 さらに,Webページ上で公開しているパッケージのリンクをクリックすることでインストールを自動実行できる「1-Click Install」が採用された(写真4)。パッケージのリンクをクリックすると,ファイルをダウンロードした後に「Software installation」ツールが起動し,自動でインストールが行われる。

主要ソフトのバージョン

 openSUSE 10.3のカーネルにはバージョン2.6.22.5,glibcにはバージョン2.6.1,gccにはバージョン4.2.1が採用された(写真5)。

 X Window Systemには,「X.Org X11 R7.2」が採用された。デスクトップ環境として「GNOME 2.20.0」(写真6),または「KDE 3.5.6」(写真7)が利用できる。

 さらに,グラフィックス・カードの描画機能を利用した「Xgl」が搭載されており,デスクトップ環境の「Compiz Fusion」と併用することでウインドウの透明化や3次元デスクトップを利用できる。

ネット用のアプリケーション

 インターネット関連のアプリケーションには,Webブラウザ「Firefox 2.0.0.6」,メール・クライアントには「Evolution 2.12.0」などが利用できる(写真8)。オフィス・ソフトでは,「OpenOffice.org 2.3.0」がインストールされる(写真9)。

 画像処理関連ではフォトレタッチ・ソフトの「GIMP 2.2.17」,ドロー・ソフトの「Inkscape 0.45」(写真10),マルチメディア関連ではマルチメディア・プレーヤの「Totem 2.17.0」,CD/DVDライターの「brasero 0.6.1」(写真11)などが利用できる。

 openSUSEではまた,オープンソース・ソフトウエア以外のアプリケーションを,openSUSEのインストールと同時に導入できるようになった。この変更に伴い,インストール時に各アプリケーションのライセンス情報が表示され,インストールするか否かを尋ねられるようになった(写真12)。

 例えば,マルチメディア・プレーヤの「RealPlayer」や,Webブラウザ上で動的コンテンツを再生する「Adobe Flash Player」などをインストールできる(写真13)。さらに,「Java 2 Runtime Environment」もインストール可能だ。JavaプラグインをWebブラウザのpluginディレクトリにリンクしておけば,Javaアプレットを動かせる。(写真14)。

 openSUSEの特徴である「YaST2」も,当然ながら,利用可能だ(写真15)。ネットワークを介したアプリケーションのインストールやアップデート,ユーザーの管理,ハードウエアの設定などが統合的に行える。