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 米Microsoftは米国時間11月19日,Windows向け統合開発環境(IDE)の最新版「Visual Studio 2008」とアプリケーション・プラットフォームの最新版「.NET Framework 3.5」を製造段階(RTM:Release To Manufacturing)に移行させ,開発者向けネットワークMicrosoft Developer Network(MSDN)会員への提供を開始したと発表した。

 最新版は,いずれもMSDNのWebサイトからダウンロードできる。Microsoftは,Visual Studio 2008の販売を次期サーバー「Windows Server 2008」および次期データベース・ソフトウエア「Microsoft SQL Server 2008」とともに2008年2月27日より始める。

 Visual Studio 2008には250種類以上の新機能を搭載した。「Windows Presentation Foundation(WPF)」「Windows Workflow Foundation(WF)」「Windows Communication Foundation(WCF)」といった.NET Framework 3.5のコンポーネントと連携可能なビジュアル設計ツールを採用し,開発作業の生産性を高める。リレーショナル・データベース操作技術「Language Integrated Query(LINQ)」にも対応した。

 「Microsoft Office」アプリケーションの機能を利用するためのツール「Visual Studio Tools for Office(VSTO)」によって,Officeアプリケーションと連携するプログラムの開発が容易になった。また,JavaScript用の入力補完機能「IntelliSense」や文法チェック/デバッグ機能を備え,JavaScriptコードの記述作業を支援する。Ajax(Asynchronous JavaScript+XML)アプリケーション構築用フレームワーク「ASP.NET AJAX」のライブラリと組み合わせると,Webアプリケーションの作成も省力化/迅速化できる。

 従来のVisual Studioはそれぞれ対応するバージョンの.NET Framework用アプリケーションしか作れなかったのに対し,Visual Studio 2008は.NET Framework 2.0/3.0/3.5のいずれかを指定して開発できる。これにより,最新の開発環境で既存のアプリケーションのメンテナンスが行える。

 米メディア(InfoWorld)によると,ディスク・メディア版Visual Studio 2008/.NET Framework 3.5の提供は数週間後に始まる。製品版Visual Studio 2008の価格は,「Professional Edition」の新規購入時が799ドル,アップグレード時が549ドル,「Team Foundation Server」の新規購入時が2799ドル,アップグレード時が499ドルという。

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