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 全日本空輸(ANA)は11月20日、国際貨物の基幹システムを刷新すると発表した。11月21日から構築を開始し、08年度から09年度にかけて順次システムを稼働させていく。

 システムは日本IBMとIBMビジネスコンサルティングサービス(IBCS)をメイン・ベンダーとして構築する。航空業界向け物流パッケージに強い、インドIBS Software Services社の「iCargo」を採用し、中核に据える。現在のシステムは日本ユニシスが自社パッケージで構築したもの。

 ANAは国際貨物を今後の成長事業として位置付けている。国内旅客、国際旅客に続く3本目の柱である。貨物事業は現在1000億円弱の売り上げを、長期的に7000億円にするとの目標を持つ。こうした背景から「刷新によって、国際貨物のシステム基盤と事業戦略の立案・実行機能を強化。収入の最大化と業務の効率化を図ることにした」(ANA)という。

 システム構築に利用するハードウエアやソフトウエアは、パッケージ以外はほぼIBM製品で統一する。日本IBMのUNIXサーバーSystem p上で、アプリケーション・サーバーのWebSphereを稼働させる。ストレージ・システムも同社製だ。開発ツールや方法論もIBMのRationalのものを採用した。