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 オープンソース・ソフトウエアの法律問題を手がける米国の非営利団体Software Freedom Law Center(SFLC)は米国時間11月19日,オープンソースUNIXユーティリティ・ソフトウエア「BusyBox」を利用する際にソフトウエア・ライセンスGeneral Public License(GPL)の条件を守らなかったとして,米国企業2社を著作権違反でニューヨーク州南地区米連邦地方裁判所に提訴した。

 訴えられたのは,無線機器メーカーの米Xterasysと米High-Gain Antennasの2社。BusyBoxはGPL version2(GPLv2)を採用しており,利用する場合にはソースコードの再配布を条件としている。ところが両社は,SFLCから連絡を受けたにもかかわらず,ソースコード提供を行わなかったという。

 SFLCは,BusyBoxの主要開発者2人を代表する形で両社を訴え,BusyBoxの使用禁止と損害賠償および訴訟費用の支払いを求めた。訴状はSFLCのWebサイト(PDF形式:XterasysHigh-Gain Antennas)に掲載されている。

 BusyBoxはオープンソースのUNIXユーティリティ・パッケージ。組み込みシステムで多く利用されている。訴訟の原告団には,主要開発者であるErik Andersen氏とRob Landley氏も加わった。

 なお,SFLCがBusyBoxのGPL違反で裁判を起こしたのはこれで2回目。最初の訴訟は9月19日に米Monsoon Multimediaを訴えたもので,同社が違反行為を認め,今後のライセンス順守を約束し,損害賠償に応じたことから,10月30日に和解した(関連記事:米オープンソース団体,GPL違反でデジタル家電メーカーを提訴,「UNIXユーティリティを不正使用」)。

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