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写真●ASPインダストリ・コンソーシアム・ジャパンの河合輝欣会長
写真●ASPインダストリ・コンソーシアム・ジャパンの河合輝欣会長
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 「SaaS(ソフトウエア・アズ・ア・サービス)やASPを手掛ける事業者は,2年前の600社から1000社近くに増え,市場規模も今後年率30%で成長する見込みだ」――。ASPサービス事業者の業界団体,ASPインダストリ・コンソーシアム・ジャパン(ASPIC)の河合輝欣会長は11月22日,同団体の活動状況説明会で,SaaS・ASPサービスの現状をこのように言及した(写真)。

 河合会長は,「SaaSやASPサービスは,ITコストの増加や人材不足に悩む企業にとっては欠かせないインフラになる」と強調。そのためには,ユーザーがサービスを利用しやすい環境作りが重要だという。

 ASPICは,SaaS・ASPサービス普及に向けて,(1)サービスや事業者の信頼性や安全性に関する指針の策定と事業者認定制度の確立,(2)サービス間連携のためのインタフェース公開や標準化の促進,(3)サービス事業者のディレクトリ構築,(4)国際連携の推進,などに取り組んでいる。

 このうち,「(1)の指針と認定制度,(2)のサービス間連携については,ミーティングを重ねており,まもなく成果を発表できるはずだ」と,津田邦和常務理事は説明する。「指針については,サービスの種類はもちろん,事業者の企業情報,SLAやセキュリティに関する情報などを規定し,事業者に開示を求める」(津田理事)。

 また,新たにASPIC内部に「IDC・プラットフォーム研究会」を立ち上げ,国内データセンターの調査を始めたことも明らかにした。「規模やサーバー台数などを可能な範囲で調査し,実態を把握した上で,利用のための指針などをまとめたい」(津田理事)。スマートフォンの活用についても,研究会を発足し,検討を始めている。

 今後は,韓国のASP事業者業界団体などとの会合を持ち,ノウハウを共有するなど,国際連携を強める。また,2008年1月には,優れたサービスを提供した事業者を選ぶ「ASP・SaaS・ICTアウトソーシングアワード2007/2008」の表彰式を開催する予定だ。