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 レノボ・ジャパンは11月22日、日本における事業戦略を説明した。特に注力するのが、中小企業市場の開拓。同社の中核顧客は、従業員数が500人を超える中堅から大企業が中心である。買収したIBMのパソコン事業の顧客が多いからだ。今後は従業員数が500人以下の中小企業にも、拡販を図る。

 「中小企業市場の開拓」は、レノボに限らず大企業を相手にしてきたITベンダーが、必ずといっていいほど挙げるテーマだ。天野総太郎社長は、自社の強みを「高い品質に加えて、十分な価格競争力がある」と話す。「ノート・パソコンのThinkPadには高額なイメージがあるかもしれないが、Rシリーズの価格帯は6万円台。競合他社と遜色ない。従来からの売りである高い品質と併せて、アピールしていく」(同)。

 中小企業への拡販に向けて、来年はじめにもWebサイト上のオンライン・ストアを改装する。販売代理店向けの営業支援部隊の増強などにも取り組むとしている。

 このほかレノボ・ジャパンはサプライチェーンの改善、デスクトップ向け製品の強化、ブランド認知度の向上に引き続き取り組む。レノボ・グループの業績は、直近の四半期(7~9月)の売上高が前年同期比20%増の44億米ドル。純利益は同178%増の1億500万米ドル。日本法人についても「設立以来、最高の利益を達成した」(天野社長)。