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写真1●会見するNEC執行役員常務の丸山好一氏
写真1●会見するNEC執行役員常務の丸山好一氏
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写真2●「REAL IT COOL PROJECT」の第1弾として,コア当たりの消費電力を最大60%削減する新型サーバー
写真2●「REAL IT COOL PROJECT」の第1弾として,コア当たりの消費電力を最大60%削減する新型サーバー
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 NECは11月26日,2012年までに,同社が提供するITプラットフォームによる年間の電力消費量を50%,IT機器によるCO2排出量を累計で約91万t削減すると発表した。その実現に向け,コア当たりの消費電力を最大60%削減する新型サーバー「ECO CENTER(エコ・センター)」(開発コード名)を2007年度末までに発売する。

 同社は,ITプラットフォームの省電力を実現する技術,製品,サービスの開発・販売計画を「REAL IT COOL PROJECT(リアル・アイティ・クール・プロジェクト)」として策定。具体的には,(1)省電力を実現するサーバ・ストレージなどの「省電力プラットフォーム」,(2)機器の省電力機能を効率的に制御する「省電力制御ソフトウェア」,(3)データセンターの冷却/電源設備などファシリティの効率運用を図る「省電力ファシリティサービス」の3つの技術および製品開発に取り組む。

 特に(1)省電力プラットフォームについては,第1弾として新型の省電力サーバー「ECO CENTER」を2007年度中に発売する。高さ2メートルの19インチのラックマウントきょう体の中に500コアを収容し,従来機との比較で,設置スペースで最大75%,コア当たりの消費電力で最大60%削減する。また,高性能と省電力化を両立する実装設計,半導体ディスクの採用,変換効率92%の高効率電源,300ボルト以上の高電圧直流電源の開発など,スーパーコンピュータやメインフレームで採用している開発技術を順次サーバー製品などに投入していく。エンタープライズサーバ「NX7700i」,ブレードシステム「SIGMABLADE」,IAサーバ「Express5800シリーズ」,ストレージ「iStorageシリーズ」など,ITプラットフォームの全製品にわたって省電力化を推進する。

 「従来,“省電力”はサーバー選択基準の中で優先順位が必ずしも高くはなかった。だが今後,政府が企業に一層の温暖化対策を求めるようになれば,必ず省エネ性能が高い製品が選ばれるようになる」と執行役員常務の丸山好一氏は省電力技術への自信をのぞかせる。同社は2002年度から「IT,で,エコ」をキャッチフレーズに環境経営の推進を訴求してきたが,今回の「REAL IT COOL PROJECT」は特に省電力ITへの取り組みとして策定した。