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 米Verizon Wirelessは,携帯電話向け通信方式Long Term Evolution(LTE)の試験を2008年に開始すると発表した。

 実験計画は,Verizon Wirelessの親会社である米Verizon Communicationsと英Vodafone Groupが策定した。フランスのAlcatel-Lucent,スウェーデンのEricsson,米Motorola,フィンランドNokiaとドイツSiemensの合弁会社Nokia Siemens Networks,カナダのNortel Networksも参加する。LTEを導入すると,Verizon WirelessおよびVodafoneは既存システムと互換性のある共通携帯電話プラットフォームを世界規模で展開できる。

 LTE方式は,無線インターネット関連の標準化組織Third Generation Partnership Project(3GPP)が検討中の標準規格。第3.5世代(3.5G)の HSDPAやHSUPAに続く方式で,第4世代(4G)の一歩手前のシステムとして3.9世代(3.9G)に分類されることがある。最大通信速度は,OFDMA技術を使って下り100Mbps以上,上り50Mbps以上を目指す。

 なお,Nokia Siemens Networksは,既に2007年5月よりLTEの試験運用を行っている。この活動には,Nokia,Ericsson,Alcatel-Lucent,Nortel Networks,Vodafoneのほか,フランスFrance Telecom/フランスOrange,ドイツT-Mobile International,NTTドコモ,中国China Mobile,中国Huawei Technologies(華為技術),韓国Samsung Electronics,ドイツSignalion,イタリアTelecom Italia,中国ZTEも協力している(関連記事:3.9G通信方式「LTE」の共同試験,「目標通信速度を達成し順調に進行」)。

 米メディア(InfoWorld)によると,Verizon Wirelessは,LTE携帯電話ネットワークの商用化を早くても2010~2011年と予測する。使用する周波数帯は,米連邦通信委員会(FCC)がオークションにかける700MHz帯も考えられるという(関連記事:米国の無線オープン・アクセス政策の衝撃(前編):Google電話も登場?“ぬるま湯”携帯業界を揺るがす)。

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