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 松江市は11月29日,地域SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)「松江SNS」プロトタイプの運営を開始した。地域SNSプラットフォーム「OpenSNP」をベースに,今後,松江市が地域振興の目玉と位置付けるプログラミング言語Rubyで機能拡張を行う。財団法人 地方自治情報センターによる「地域SNS間連携」の実証実験として実施する。2008年1月に本格稼働を予定している。

 OpenSNPは兵庫県を拠点に地域SNSの共通プラットフォームをASPサービスとして提供している。兵庫県の「ひょこむ」をはじめとして,館山,伊丹,上田などの地域SNSの基盤になっている。OpenSNPに参加している各地域SNSの間では共通のIDを使用することができる。OpenSNPの開発言語はPHP,データベースはMySQLである。

 「地域SNS間連携の実証実験」は地方自治情報センターによる2007年度の「e-コミュニティ形成支援事業」のひとつで,複数の地域SNS間を連携させ,注目情報,お知らせ,新着情報をやりとりするためのAPI(Application Program Interface)作成などを目的としている。松江市のほか盛岡市,佐用街が採択されている。実験に参加した地域SNS同だけでなく,他のオープン系地域SNSとの連携も可能にするとしている。

 松江市は,世界的に普及しているプログラミング言語Rubyの作者まつもとゆきひろ氏が同市に在住していることから,Rubyによる地域の産業振興をはかる「Ruby City Matsueプロジェクト」をすすめている。松江SNSには,動画の登録・配信ができる機能をRubyで開発し追加する予定。携帯電話向けの動画配信機能の開発も計画している。

 松江SNSの運営委員会 委員長の,島根大学法文学部教授 野田哲夫氏は「キャリアも違い,フォーマットも違う携帯電話向けにも動画配信ができるようになれば,他の地域SNSにはないオリジナリティになるのでは」と話している。