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 「10Gビットのイーサネット時代になった時,動作周波数の低いCPUによるソフトウエア処理では満足のいく転送速度が出せない」――。NECは,ネットワーク・パケットをハードウエアで高速処理する装置をiEXPO 2007の展示会場で披露した。業務への応用例として,マルチメディア・コンテンツの転送量に応じて課金するコンテンツ課金システムをデモンストレーションした。

 NECが今回展示したシステムは,FPGA(フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ)で機能を実装したHTTP向けネットワーク・パケット処理装置である。Webサーバーの前段に置いたスイッチのミラー・ポートに接続してパケットをキャプチャし,コンテンツの転送量を調べ,課金システムへと通知する。イーサネット処理に加えて,通常はソフトウエアで処理しているTCP/IPのパケット処理やHTTPコンテンツ解析機能などをハードウエアで実装している。

 今回のデモでは外付けのパケット・キャプチャ装置という形状だが,いずれはパソコンのNIC(ネットワーク・カード)の形で製品化したいという。これにより,10Gビット/秒のイーサネットを使う時代になった時に,低周波数のCPUでも満足のいく転送速度が出せるようになるという。現在では1Gビット/秒までしか使われていないのでCPU性能が顕在化していないだけだという。