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 携帯電話機向けLinuxの推進団体Linux Phone Standards(LiPS)Forumはフランスで現地時間12月10日,携帯電話機向けLinux仕様「LiPS Release 1.0」の提供を開始したと発表した。仕様書は同団体のWebサイトからダウンロードできる。

 LiPS Release 1.0では,LiPS参照モデルと,テレフォニやメッセージング,カレンダ/スケジューリング,プレゼンス,ユーザー・インタフェース(UI)サービス,アドレス帳,音声通話といった処理用のAPIを規定した。LiPS Forumのメンバー企業は,同仕様に準拠するソフトウエアおよび機器の開発を既に始めている。今後アプリケーション・フレームワーク,デバイス管理API,その他APIの策定を進め,仕様に追加する予定。

 Linuxベースの携帯電話機向けソフトウエア基盤としては,米Googleの「Android」,米Motorolaの「MOTOMAGX」,米MontaVistaの「Mobilinux」などさまざまな技術が存在し,LiMo Foundationという団体も活動している。こうした技術/活動との違いについて,LiPS Forumは「1種類のプラットフォームだけに実装されているデファクト標準を採用せず,オープンな標準技術/仕様を使い,相互接続性の確保を目標に仕様を策定した」と説明する。

 LiPS Forumは,モバイル通信およびLinux関連企業が2005年11月に設立した団体(関連記事:モバイル通信およびLinux関連企業が携帯電話向けLinux推進団体「LiPS Forum」を結成)。アプリケーションの開発,実装,相互接続性に直接影響するAPIやサービスを標準化し,固定電話や携帯電話機,統合デバイスにおけるLinux導入の促進を目指している。

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