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 日立ソフトウェアエンジニアリング(以下,日立ソフト)は,仮想マシン環境を月額料金で提供するホスティング・サービス「SecureOnline」に,クライアントPCのデスクトップ環境を提供するサービスなど,新たに5つのメニューを追加する。ソフトウエア開発プロジェクトなど,テンポラリとして開発環境が必要な場面に適するとしている。12月11日から開始する。価格は,デスクトップ環境を10人未満に提供する場合で1ユーザーあたり月額3万8000円(税別)など。

 SecureOnlineは,IT基盤のホスティング・サービスである。サーバー環境やストレージ環境,ネットワーク環境などを月額料金で利用できる。社内LANのアウト・ソーシングや突発的な開発プロジェクト向けの情報システムの構築に適する。日立ソフト側では,パッチの適用やハードウエアの維持といったIT機器の保守・運用作業に加え,VLAN(仮想LAN)やACL(アクセス制御)などネットワーク設定の変更なども実施する。

 従来,仮想マシン環境の上で提供していたのは,サーバーOSだけだった。今回新たに,クライアントOSをインストールしたデスクトップ環境を提供するようにした。Windows標準のリモート・デスクトップ用プロトコルであるRDP(Remote Desktop Protocol)経由で遠隔操作することを想定している。1クライアントあたりの利用料金は月額3万円超と高額であるため,社内のクライアント環境のリプレース需要よりは,開発プロジェクトにおける開発者向けクライアントなどに適すると見られる。

 今回,新たにSecureOnlineに追加したサービス・メニューは以下の5種類。(1)「クライアント集約サービス」は,上述したデスクトップ環境である。仮想マシンにアクセスするRDP端末としては,ウィザードが開発しエム・ピー・テクノロジーズが販売しているUSBメモリー型シンクライアント「Resalio Lynx」を推奨している。

 (2)「各種ツール提供サービス」は,仮想サーバーや仮想デスクトップ上にOfficeソフトなどの各種アプリケーション・ソフトをあらかじめインストールして提供するサービスである。

 (3)「キッティング・サービス」は,デスクトップ環境をテンプレート化するサービスである。テンプレート化によって,デスクトップ環境を利用する開発者が急遽増えた際などに,同一設定のデスクトップを簡単に増やせるようにする。

 (4)「仮想ファイル共有サービス」は,VLANで区切った複数のネットワーク・セグメント間のアクセス制御設定やファイル・サーバーのアクセス制御設定などを施すサービスである。設定内容は,複数セグメントから外部セグメントにある単一のファイル・サーバーにアクセスしつつ,セグメント間でのアクセスを禁じるというもの。異なる会社間でのファイルの受け渡しに適する。

 (5)「仮想マシン共有サービス」は,データベース・サーバーやWebサーバーなど任意のサーバーを複数セグメントから共有できるようにネットワーク設定するサービスである。