PR

 米Sun Microsystemsは米国時間12月11日,マルチコア・プロセサ「UltraSPARC T2」の技術情報をオープンソース・プロセサ「OpenSPARC T2」として公開した。同プロセサのレジスタ転送レベル(RTL)データにGNU General Public License(GPL)を適用し,Webサイトで無償提供を始めた。

 RTLデータは,プロセサなどの論理LSIを開発する際に必要なハードウエア記述データの一種。VHDLやVerilogなどのハードウエア記述言語でレジスタの動作を表現し,論理合成に利用できる。

 OpenSPARC T2は,UltraSPARC T2のオープンソース版プロセサ。演算コアを8個搭載し,マルチスレッド化技術「CoolThreads chip multithreading(CMT)」により1つのコアで8個のスレッドを実行できる。各スレッドで個別のOSを動かすことが可能。プロセサ1個で64ウエイ・システムを構築できる(関連記事:Sun,64スレッドを同時処理可能な8コア・プロセサ「UltraSPARC T2」を発表,外販も計画)。

 Sunは2005年12月より,同社製プロセサの関連技術をオープンソース化する取り組み「OpenSPARC Initiative」を続けている。「UltraSPARC T1」プロセサのオープンソース版である「OpenSPARC T1」のRTLデータは,2006年3月の公開以来6500回以上ダウンロードされたという(関連記事:米Sun,「UltraSPARC T1」の設計情報をオープンソースとして公開)。

 またSunは,CMT対応プロセサの設計に関する研究や講義を行う技術センター「OpenSPARC Technology Centers of Excellence」を米国内の5つの大学に設置すると発表した。センターを通じ,Sunはカリフォルニア大学サンタクルーズ校,テキサス大学,ミシガン大学,イリノイ大学アーバナシャンペーン校,カーネギーメロン大学の活動を支援していく。

[発表資料へ]