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 米IBMは米国時間の12月14日、「IBM Next 5 in 5」の第2弾を発表した。IBM Next 5 in 5は、今後5年間で生活を一変させる可能性をもつ5つのイノベーションをまとめたものであり、2006年に次いで2回目の発表となる。

 今回の5個のイノベーションは、「CO2排出量の管理によるエコロジー」「新交通システム」「食品トレーサビリティ」「携帯電話サービス」「3Dアバター利用の診療」である。2006年版では、「場所と時間を問わない健康管理」「ユーザーの気持ちを理解する携帯電話」「リアルタイムの音声翻訳」「3次元インターネット」「技術で解決する環境問題」だった。環境問題や携帯電話、医療分野が引き続き取り上げられる一方、新交通システムや食の安全が新たに加わった形である。
2007年版で取り上げられたエコロジー分野では、電力供給網経由で家電製品や使用量メーター、電力源を管理できる「インテリジェント・ユーティリティー・ネットワーク(IUN)」の出現を予言する。IUNにより、ユーザーはグリーン電力(水力、風力、太陽光、バイオマスといった自然エネルギー)を容易に選択できるようになるという。

 新交通システムは、自動車と道路のコネクティビティ(接続性)の向上により実現するもの。いわゆる車々間通信、路車間通信で実現する。都市部などでは、信号機をリアルタイムで制御することで交通の流れを最適化する「インテリジェント・トラフィック・システム」の研究や実証実験も進行していると報告。一例として、交通渋滞を20%緩和したストックホルムの交通渋滞緩和システムの導入を紹介している。

 食の安全に関する分野では、無線電波センサー技術やデータ解析用ソフトウエアの性能向上が実現する。ユーザーは、食品や商品の「あらゆる事実を知ることができる」とする。

 昨年から引き続き選ばれた携帯電話サービスでは、Web2.0をベースとする情報インフラと密接に連携、コンシェルジュのようにユーザーを支援するとした。

 最後の医療分野では、患者のアバターの中にすべての医療記録が電子的に整理されるようになり、ほかの患者との症例比較が容易になるとまとめている。