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 トレンドマイクロは12月21日,「ソリューション総合検証センター」を,2008年3月にフィリピンにある同社のラボ内に設立することを発表した。日本IBM大和研究所内に設けた「トレンドマイクロ テストセンター」の機能も新センターに移す。同社のセキュリティ対策製品の機能が多様化しているため,製品の機能や品質を総合的に検証できるよう,体制を見直す。

 トレンドマイクロのセキュリティ対策製品は,パターン・ファイルによるウイルス検知のほか,不正なプログラムの動きを検知するビヘイビア機能や,Webサイトの評判をチェックして怪しいサイトへのアクセスを制御するWebレピュテーション機能など,複数の技術を組み合わせることで,ウイルスの感染や情報漏洩を防ぐ。多段防御により安全性を高めている。

 トレンドマイクロ テストセンターは,パターン・ファイルの品質チェックする役目を担っており,2005年6月に,日本IBMの大和研究所施設内に設立された。フィリピンや東京にあるラボで作成されたパターン・ファイルが,どの製品でも問題なく動作し,当該ウイルスを検出できることをチェックする。

 ただ,パターン・ファイルによるウイルス検出以外の機能については,フィリピンのラボなどでテストを実施していた。多機能化が進む傾向にあるため,製品が持つ機能を総合的に検証するにはテスト拠点が分散するよりは,拠点を絞った方が迅速で効率的であると判断。移転を決めた。

 また,大和研究所における品質チェック作業は,当初はテスト担当者が中心になって実施していた。2年半の間にテスト・システムを改良し,作業の大部分を自動化できたため,移転しやすかった。実施するテスト内容は変更しないという。

■変更履歴
記事のタイトルと本文で,「検証センターを移設」としていましたが,「テストセンターの機能を移転して,検証センターを新設」の誤りでした。お詫びして訂正します。本文は修正済みです。 [2007/12/21 18:45]