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 日本ヒューレット・パッカード(以下,日本HP)は,ネットワーク管理ソフトの新版「HP Network Node Manager i-series software」(NNMi)を,2008年2月1日に販売開始する。旧OpenViewブランドの中核を成していたSNMPマネージャ製品であるNNMの最新版に相当する。しばらくは現行版「NNM 7」と併売しつつ,移行を推進する。価格は,同社による参考値で最小構成58万3800円から。

 NNMiは,ネットワーク機器やサーバー機器など情報システムを構成する各種ネットワーク・ノードの稼働状況を監視/管理するソフトである。新版では主に,サーバーやI/Oなどの仮想化が引き起こすネットワーク監視/管理能力の低下という問題への対策を施した。

 具体的には,管理対象機器の情報を効率よく収集するための新たな仕組みの採用,トポロジ分析エンジンの刷新,情報をドリルダウンで参照する新GUIの適用---などを施した。これにより,仮想化環境においても概ね10秒以内で障害箇所を特定できるとしている。

 仮想化の具体的な問題点は,仮想化を適用しない状態,つまり物理構成と論理構成が近い場合と比較して,トポロジ・マップ(論理的なシステム/ネットワーク構成図)の生成に時間がかかってしまうことである。仮想化が進むほど,ハードウエアの物理構成とトポロジ・マップ上の論理構成との呼応関係が複雑化する。結果的に,物理障害の検知や性能面での問題の切り分けといった運用管理が難しくなる。

 従来のNNMは,単一のトポロジ・マップに全機器を描画することで,障害の発生を瞬時に検知するというアプローチを採用してきた。ところが,この方法は,仮想化が進んだ情報システムにおいては,トポロジ・マップの生成や描画に時間がかかるなど性能面で問題があった。