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写真●富士通の安部豊ブレードサーバビジネスプロジェクトチーフプロジェクトマネージャー 兼プラットフォームビジネス本部長代理 兼パーソナルビジネス本部長代理
写真●富士通の安部豊ブレードサーバビジネスプロジェクトチーフプロジェクトマネージャー 兼プラットフォームビジネス本部長代理 兼パーソナルビジネス本部長代理
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 富士通は2008年1月、ブレード・サーバーの検証用施設「ブレードサポートセンター(仮称)」を開設する。東京・浜松町にブレード・サーバー約100台を、大阪、名古屋、福岡にも5台ずつ導入する。狙いは検証用施設を用いてあらかじめシステムの提案、設計、構築をパターン化し、商談を効率化することだ。

 従来も検証用のブレード・サーバーは15台ほど用意していた。だが、「顧客企業の検証用に使っており、自社製品同士の相性を確認したり、設計のテンプレートを作成するなどの用途には用いていなかった」(富士通の安部豊ブレードサーバビジネスプロジェクトチーフプロジェクトマネージャー 兼プラットフォームビジネス本部長代理 兼パーソナルビジネス本部長代理)。今回追加したブレード・サーバーのうち、40台を自社での検証用に充てる計画だ。加えて「ブレードに関する引き合いは昨年度の3倍に増えているため、顧客の検証用ブレード・サーバーも大幅に増やす」(安部チーフプロジェクトマネージャー)という。

 ブレードサポートセンターには、SEの教育とサポートの集中化という目的もある。富士通本体から10人、富士通エフサスから10人、東名阪の主要子会社などから10人の計30人を専任要員として配置し、ブレードに関する提案や構築の基礎を学ばせる。サポートの集中化に関しては、現在は現場とサポート部隊の両方で実施しているサポート業務を、ブレードサポートセンターに集約し、効率化を図る。

 富士通は2007年8月、今までとらえきれていなかった顧客のニーズを素早く製品開発に生かすことを目標に「ブレードサーバビジネスプロジェクト」を発足。販売、サポート、開発、マーケティングなどを担当する各部署を横断する形で、事業本部長代理や統括部長、部長など約50人を新組織に集めた。今回のブレードサポートセンター開設は、そのブレードサーバビジネスプロジェクト主導で実施した取り組みである。

 IDC Japanの調査によると富士通の06年度におけるブレード・サーバーの国内シェアは7%で5位。サーバー事業全体では06年度の国内シェアが約20%と日本IBMと並んでトップを占めているなか、ブレード・サーバーは足を引っ張っている形だ。安部チーフプロジェクトマネージャーは「ブレードサポートセンターによる販売力の強化や、08年第4四半期に発売を予定している新商品により、09年度にはブレード・サーバーの国内シェアを20%強に伸ばし、シェア3位以内を目指したい」と話す。