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日医総研の集計による各都道府県別の日医標準レセプトソフト導入医療機関数(2007年12月14日時点)
日医総研の集計による各都道府県別の日医標準レセプトソフト導入医療機関数(2007年12月14日時点)
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日医標準レセプトソフトの導入医療機関推移。レベル1が日医標準レセプトソフトのみでの運用,レベル2が旧システムとの並行運用,レベル3が検討中
日医標準レセプトソフトの導入医療機関推移。レベル1が日医標準レセプトソフトのみでの運用,レベル2が旧システムとの並行運用,レベル3が検討中
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 日本医師会がオープンソース・ソフトウエアとして公開している診療報酬計算システム「日医標準レセプトソフト」を導入した医療機関の数が,2007年12月で5000施設を突破した。全国の病院と診療所の数は合わせておよそ10万であり,その約5%が導入したことになる。

 日本医師会では2001年に「日医IT化宣言」を発表,オープンソース・ソフトウエアをベースに医療期間のネットワーク整備を行う「ORCAプロジェクト」を進めている。「日医標準レセプトソフト」はORCAプロジェクトのもとで2002年にオープンソース・ソフトウエアとして公開された。

 日本医師会の集計によれば,2007年12月14日時点で「日医標準レセプトソフト」を導入した医療機関は5004施設。うち4183施設は日医標準レセプトソフトのみで運用しており,残りの821施設は導入中で旧システムとの並行稼働などを行っている。またこのほか導入を検討中の施設は334施設ある。厚生労働省の統計によれば,2006年の全国の医療施設は病院が8943,一般診療所が9万8609で合計10万7552施設。約5%が日医標準レセプトソフトを導入したことになる。

 「日医標準レセプトソフト」の開発は,Rubyの作者まつもとゆきひろ氏が在籍するネットワーク応用通信研究所が中心となって担当している。OSにLinux,トランザクション管理モニター(TPモニター)にMONTSUQI,開発言語にOpenCOBOL,RDBMSにPostgreSQLなど,ミドルウエアもすべてオープンソース・ソフトウエアが使用されている。MOTSQUIとOpenCOBOLは日医標準レセプトソフトのために開発された。MONTSUQIはWASP代表取締役の生越昌己氏が開発した。

 ORCAプロジェクトでは「日医標準レセプトソフト」のほか,主治医意見書・医師意見書・訪問看護指示書作成支援ソフト「医見書」と給付管理・介護報酬請求支援ソフト「給管鳥」もオープンソース化している。「医見書」と「給管鳥」には,オープンソースのFirebirdを採用している(関連記事)。

◎関連資料
日医標準レセプトソフト稼動状況