PR

 データディレクトテクノロジーズは,IBMメインフレーム「zSeries」およびOS「z/OS」環境向けの統合ミドルウエア環境の新版「DataDirect Shadow Version 7」を,1月15日に販売開始した。SOA(サービス指向エーキテクチャ),イベント駆動処理,SQLデータ・アクセスといった機能を提供する。価格は,339万7680円から。開発会社は,米DataDirect Technologies。

 DataDirect Shadowは,zSeriesとz/OSの環境で利用する,アプリケーション実行環境。以下の3つの機能,(1)Webサービス環境「z/Services」,(2)イベント駆動環境「z/Events」,(3)SQLによるデータベース・アクセス環境「z/Direct」---で構成する。これに加え,開発環境としてEclipseベースの統合開発環境を含む。

 (1)Webサービスを実現するz/Servicesは,CICSのCOMMAREA記憶域経由で呼び出すプログラムや,3270端末エミュレータ経由のプログラムなど,既存のアプリケーションをWebサービス経由で利用できるようにする。

 (2)イベント駆動環境を提供するz/Eventsは,DB2やAdabas,IMS,VSAM,CICSの記憶キューといった各種のデータ処理ミドルウエアに対するデータの挿入/更新/削除などの操作をイベントとして補足し,イベントに応じたアクションを実行する。イベント結果をMQやWebサービス,J2CA(J2EE Connector Architecture)などに対してリアルタイムに通知可能である。

 (3)SQLアクセスのz/Directは,DB2やAdabasなど前述したデータ処理ミドルウエアに対して,ODBC/JDBCや J2CAなどのSQLアクセス用の標準手順を用いてアクセスできるようにする。IBMメインフレーム側のモジュールに加え,メインフレームにアクセスする他システム向けのODBC/JDBCドライバ・ソフトウエアも含まれる。

 新版では,IBMメインフレーム製品群を構成する2つの専用プロセサを使って稼働するようになった。データベース処理専用プロセサ「zIIP」(System z9 Integrated Information Processor)と,Javaプログラム処理専用プロセサ「zAAP」(System z9 Application Assist Processor)を利用する。高価な汎用プロセサの処理負荷を専用プロセサにオフロードすることで,汎用プロセサ処理性能に対して支払っているコストを削減できる。新版ではまた,Eclipseベースの統合開発環境に,業務プロセス記述言語であるBPELのデザイナ機能とランタイム機能を持たせた。

■変更履歴
価格に関する情報を追加しました。 [2008/01/15 17:52]