NTTコミュニケーションズ(NTTコム)は1月15日,「OCNビジネス安心パック」を発表した。企業がインターネットを利用する際に必要なセキュリティやホスティングをセットにしたSaaS(software as a service)で,同16日から提供する。

 同社は今回新たに,インターネット接続とファイアウォール,不正アクセス対策,Web用ウイルス対策,URLフィルタリング(オプション)をセットにしたサービス「OCNセキュリティplus」を開始する。これを,現在提供中の『OCNホスティングサービス「メール&ウェブ」』(Web,メール,DNSのサーバー・ホスティングとメール・サーバー用セキュリティ対策のセット)と組み合わせたのが,OCNビジネス安心パックである。

 OCNビジネス安心パックの利用料金は,ホスティングのメール・アカウント数とディスク容量,およびアクセス回線の種類によって異なる。一例として,ホスティングのメール・アカウント10個,ディスク容量100Mバイトの「メール&ウェブ エントリー」メニューを,NTT東西地域会社のBフレッツ ファミリー/ニューファミリー/ファミリー100/ハイパーファミリータイプ/マンションタイプ,フレッツ・ADSL全タイプなどの回線で使う場合,月額9975円。初期費用は,今年12月26日申し込み分までファイアウォール・サービスで使うレンタル装置(6510円から)以外は無料になる。

 OCNセキュリティplus単独での利用もできる。例えば拠点を2カ所持つ企業が使う場合,1拠点はOCNビジネス安心パックに加入し,もう1拠点はOCNセキュリティplusに加入するという使い方がある。こちらの料金はアクセス回線の種類によって料金が異なり,月額5985円から。なおオプションのURLフィルタリングは3月以降に提供開始予定。NTT西日本の「フレッツ・光プレミアム」(エンタープライズタイプを除く)への対応は2月以降の予定である。

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