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写真1●現在位置からApple本社までの道順が示されたiPhoneの画面
写真1●現在位置からApple本社までの道順が示されたiPhoneの画面
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 「iPhoneにはGPSが無いのに,なぜこんなことができると思う?」--米AppleのCEOであるSteve Jobs氏は1月15日(米国時間)の「Macworld Expo」基調講演で,「iPhone」に加わった「現在位置から特定の場所までを地図で案内をする機能」(写真1)を披露した後,聴衆にこう語りかけた。

 Jobs氏の種明かしはこうだ。iPhoneは同日のソフトウエア・アップデートによって,周囲のWi-Fi基地局や携帯電話用無線基地局の情報から,現在位置を把握できるようになったのだ。Jobs氏はこれを活用して,ユーザーに対して現在位置から特定の場所までを地図で案内する新機能をデモしてみせた(動画)。



動画●現在位置(Curent Location)から,Apple本社までの道順を検索しているデモ。その後に,同じ場所(モスコーン・センター・ウエスト)から最寄のアップル・ストアまで検索した

 iPhoneは現在位置を把握するために,米Skyhook Wirelessと米Googleがそれぞれ提供している,各種無線基地局から現在位置を把握するサービスを利用している。Skyhook Wirelessは,米国とカナダにある2300万個のWi-Fiホットスポットの情報をデータベース化しており,iPhoneからどのWi-Fiホットスポットが利用可能かといったデータから,現在位置を把握する。またGoogleのサービスは,Wi-Fiホットスポット以外にも,携帯電話用の無線基地局の情報にも対応しており,それらの情報から現在位置を把握する。

 iPhoneはSkyhookとGoogleの両サービスを利用している。Skyhook Wirelessのサービスは,将来的に欧州圏やアジアにも広がる予定であり,これらの地域でも同機能が利用可能になる見通しを示唆している。

Webページの一部だけをブックマークする機能も

写真2●複数人に同時にSMS(いわゆるテキスト・メッセージ)を送信する
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 このほかiPhoneには,様々なアップデートが提供されている。複数人に同時にSMS(いわゆるテキスト・メッセージ)を送信する機能(写真2)や,「Web Clips」という,iPhoneのホーム画面にWebページへのブックマークをボタンとして配置したり,Webページの一部(例えばNew York TimesのWebサイトにある技術記事コーナーのみ,など)へのブックマークを同様にボタンとして配置する機能などである。また,レンタル動画配信サービス「iTunes Movie Rentals」でダウンロードした映画を再生する機能にも対応している。

 これらの新機能の詳細については,動画付きの記事として追って紹介する予定である。