フィードパスは1月16日,WebメールのSaaS(software as a service)である「feedpath Zebra」の料金体系を変更すると発表した。feedpath Zebraは,米ジンブラが開発したWebメール・ベースのコミュニケーション・ツール「Zimbra Collaboration Suite」を日本語化してホスティングするサービスである。

 Zebraは従来,機能をメールやアドレス帳,検索などに限定した「White」と,機能制限のない「Black」の2つのメニューを提供していたが,今後は従来のBlackに相当する「基本プラン」に一本化する。基本プランは同日に申し込み受付を開始し,料金は3月1日から適用する。

 基本プランの料金は,利用ユーザー数により2種類を設定した。10~100ユーザーで使う場合は,1ユーザーあたり月額1575円または年額1万8900円。101ユーザー以上の場合は,同月額1260円または年額1万5120円。

 メール,アドレス帳などのほか,スケジューラ,社内Wiki,Zimletと呼ぶ外部サービス連携,既存ドメインの利用設定といった「無料オプション」を利用できる。有料オプションとして,アーカイブと監査,利用ドメインの追加,フィードパスが用意したサブドメインの利用,社内特定部門での利用,ディスク容量追加,メール・データのエクスポートなどを用意。

 料金は従来のWhite(税別で月額1280円または年額1万5360円)を上回るが,似た機能を使えるBlack(税別で月額2480円または年額2万9760円)からは値下げになる。初期費用は5万2500円で,従来の10万円より低く設定した。

 6月末までの申し込み限定で,1~10ユーザーで使える「スタートアップ応援パック」を提供する。機能は基本プランと同じで,料金は基本プランより安い。ただし有料オプションのうちアーカイブと監査,およびディスク容量の追加は利用不可。また1ユーザーあたりのディスク容量が基本プランの1Gバイトに対して500Mバイトと少ない。初期費用は無料,利用料は年額のみで1ユーザーあたり6300円。

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