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 マイクロプロセサ・メーカーの米AMDは,2007年第4四半期に巨大な純損失を記録した。赤字のほとんどは,ビデオカード・メーカーであるカナダATI Technologiesの買収にかかわる経費18億6000万ドルが占める(関連記事:AMDの2007年Q4決算,増収だがATI買収などの影響で赤字幅拡大)。

 ATI買収の影響を除くと収支がほぼ均衡していることから,AMDはなんとか業績改善をアピールできた。ATI関連経費を除いた場合の純損失は,当期が900万ドルで,前年同期が5億7600万ドルだった。確かにこれは改善といえる。

 もちろんAMDには,ほかにも対処すべき問題がある。プロセサ市場の競争で負け続けていることを別にしても,単一LSIに4個のプロセサ・コアを搭載するクアッドコア・プロセサの出荷でつまずいてしまったのだ。AMDは2007年12月,クアッドコア・プロセサの設計ミスを認めざるを得なくなり,多くの製品のリリースを2008年上半期まで延期することにした(関連記事:AMD,クアッドコア・プロセサ「Barcelona」の説明会で謝罪)。