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写真●ホワイト学割を発表するソフトバンクモバイルの孫正義社長
写真●ホワイト学割を発表するソフトバンクモバイルの孫正義社長
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 ソフトバンクモバイルは2008年1月21日,携帯電話基本料を学生に限り3年間無料にするキャンペーン「ホワイト学割」を3月1日に開始すると発表した。2月1日から5月31日まで,ソフトバンク携帯電話に新規加入したユーザーを対象に申し込みを受け付ける。

 新サービスでは,ソフトバンクの音声準定額サービス「ホワイトプラン」の月額基本料980円を無料にする。このほか,二段階パケット定額サービス「パケットし放題」の最低料金を無料にする。ただし,パケットし放題の上限料金は4410円で一般料金と同額になる。また,メールやWebの基本使用料に当たる月額315円の「S!ベーシックパック月額基本料」は,割引の対象にならない。

 ソフトバンクモバイルの孫正義社長は「学生は通話もパケット通信も利用が多く,通信費が高くなるユーザーが多い。携帯電話代のためにアルバイトをしている学生もいると聞いて,心を痛めていた。学生にとって,通信費割引のメリットは大きいだろう」と,ホワイト学割を投入した背景を語った(写真)。

 3月1日のホワイト学割開始と同時に,1万2100本を超える無料コンテンツをそろえた学生向けポータル「コンテンツ学割クラブ」を提供開始する。ここでは,HTMLメール「デコレメール」の素材やコミックの第1話,ゲーム,お笑いネタ動画,ケータイ書籍などを配信する。

実体はユーザー獲得に約3万5000円を使う販売施策?

 もともと低料金なホワイトプランをさらに値引きするキャンペーンとあって,報道陣からは収益への影響について質問が相次いだ。孫社長は「学生向け市場でソフトバンクの累積シェアは7%しかない。一人当たりの収益が下がるかもしれないが,ユーザーを増やすことに力を入れる。そうすれば,減収よりも増収の方が多いかもしれない」と答えた。

 基本料,通話料,メール送信料を一律半額(他社あての通話料は20%引き)にしたKDDIの学割に比べると,ソフトバンクのホワイト学割はコストをコントロールしやすい施策に見える。ホワイト学割は,新規契約後に月々980円を3年間にわたって割り引くもの。つまり,最大約3万5280円を使って1ユーザーを獲得する施策といえる。

 もくろみ通りヘビーユーザーの学生を多く囲い込めれば,収益への貢献は大きそうだ。

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