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 米Cisco Systemsはスペインで現地時間2008年1月22日,企業ネットワーク向けアプリケーション配信製品系列「Application Network Services(ANS)」の新しい製品およびサービスなどを発表した。Ciscoは「業務に欠かせないアプリケーションの安全かつ高速な配信が可能となり,操作性や従業員の生産性が飛躍的に向上する」としている。

 出荷を開始した製品は,アプリケーション配信アプライアンス「Cisco Application Control Engine(ACE)4710 Appliance」(1万5995ドルから),モバイル機器/WAN環境向けアプリケーション配信システム「Cisco Wide Area Application Services(WAAS)Mobile」(サーバー・ソフトウエアは5000ドル,25同時ユーザー・ライセンスは8750ドル),XMLゲートウエイ装置「Cisco ACE XML Gateway」用ソフトウエアの新版「Release 5.2」(「Cisco SmartNet」契約者は無料アップグレード可能)。

 また,アプリケーション配信カスタム化サービス「Cisco Application Profiling Service」の提供と,アプリケーション認定プログラム「Cisco Data Center Assurance Program(DCAP)for Applications」の運営も開始した。

 ACE 4710 Applianceは,データセンターからのアプリケーション配信を行うための中小規模環境向けアプライアンス。仮想化アーキテクチャを採用しているので,サーバーとアプリケーションの環境を分離し,高速配信が行えるという。配信速度は最大2Gbps。1台で最大50個の仮想デバイスを管理できる。高速化技術「FlashForward」でJavaScriptなどのWeb組み込みオブジェクトに起因する遅延を抑え,「Webアプリケーションの処理速度が最大500%向上した」(Cisco)。

 WAAS Mobileは,WAN環境で動くTCP対応アプリケーションを高速化するシステム。既存のクライアントやファイル,アプリケーション・サーバー,ネットワーク構成,ネットワーク・セキュリティ・ポリシーを変更せず導入できる。

 Cisco DCAP for Applicationsは,企業向けアプリケーションをANS環境で試験して認定する取り組み。米Microsoft,米Oracle,ドイツSAPなどが協力する。

 なお,ANS製品群で実現するアプリケーション配信ネットワークは,Ciscoが掲げる次世代データセンター構想「Data Center 3.0」の重要な構成要素であるという(関連記事:「ネットワーク,サーバー,ストレージの仮想化を統合する」,米Cisco幹部が次世代データセンター戦略を語る)。

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