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 総務省は2008年1月29日,2.5GHz帯周波数のうち固定系地域バンドの免許申請を3月3日から受け付けると発表した。総務省の審査を通過した事業者には,10MHz幅のワイヤレス・ブロードバンド向け周波数を割り当てる。4月7日までの申請分は時間的な前後関係が無いものとして審査し,4月8日以降の申請は受付順に審査する。

 この帯域の特徴は,市区町村単位の限られた範囲で免許を交付すること。ケーブルテレビ事業者や固定通信事業者など,限定した地域をサービスの対象とする事業者に向く。また,デジタルデバイド対策や地域医療,災害対策などの公共サービスへの活用も検討されている。

 なお,固定系地域バンドとは,2575M~2595MHzのうちの10MHz幅のこと。2007年12月に全国規模の免許を受けたウィルコム,ワイヤレスブロードバンド企画(関連記事)の帯域に挟まれている。この帯域の割り当てを受けた事業者は,主に2582M~2592MHzの10MHz幅でモバイルWiMAXを運用すると想定されている。

ウィルコム,ワイヤレスブロードバンド企画は干渉調整の説明会を開催

 この発表に伴い,ウィルコムとワイヤレスブロードバンド企画(以下,2社を「全国バンド認定事業者」と呼ぶ)が,2月4日と2月7日に電波干渉の調整を目的とした説明会を開催すると発表した。

 全国バンド認定事業者の帯域と2.5GHz帯固定系地域バンドは,3~7MHz幅のガードバンドを挟んで隣接している。そのため,全国バンド認定事業者と固定系地域バンドの事業者が近接した場所に基地局を設置すると,互いに干渉を及ぼす可能性がある。これを防ぐため両者で協議の上,干渉対策の方法を決めるよう総務省が求めている。

 説明会では,干渉を回避・軽減するための調整方法に関する説明を行う予定だ。固定系地域バンドへの申請予定者と全国バンド認定事業者の間で合意が取れれば,申請予定者は総務省への免許申請が可能になる。

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