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 シーピーアイ(CPI)は,パソコン上の文書ファイルを自動的に暗号化/復号するソフト「TotalFileGuard」の新版を,2008年2月1日に販売開始した。ファイルの紛失などによる情報漏えいを未然に防ぐ。エージェント型だが,ユーザーが暗号化/復号を意識することなく利用できる点が特徴。価格はオープンで,参考価格は16万円から。開発会社は米Secward Technologies。

 TotalFileGuardは,パソコン上の文書ファイルを暗号化/復号化するセキュリティ・ソフト。ソフトウエアは,「クライアント」と「管理センター」で構成する。クライアントは,個々のパソコン上で稼働してファイルを暗号化/復号するエージェント。管理センターはサーバーで稼働し,クライアントに対してファイルの復号を許可するマネージャとなる。管理センターは,パソコンごとのセキュリティ・ポリシーの設定やエージェント・ソフトの作成/配布も担当する。

 クライアントは,あらかじめインストールしておく形式のほか,動的にダウンロードできるActiveX版などもある。暗号化/復号を実行する通常のクライアントと,復号に機能限定したクライアントの2種類がある。

 使用イメージは以下の通り。クライアントはパソコンの起動時などにネットワーク経由で管理センターと通信し,管理センターがクライアントにファイルを復号する許可を出す(詳細は不明だが,暗号鍵を配布するイメージ)。クライアントはファイルを自動的に暗号化/復号するが,ファイル名の変更もないため,ユーザーが暗号化/復号を特に意識することはない。

 さらに,クライアントがネットワークに接続していない場合でも利用できるように,2つの機能を提供する。1つは「期間限定で復号を許可する機能」。この場合,暗号鍵はローカルのパソコン上に保存されるが,鍵の有効期限が定められる。社内LANに接続できない出張などに都合がよい。このための出張申請ワークフロー機能も提供するという。もう1つは「USBキーに暗号鍵を保存する機能」。USBキーを持ち歩いたり他人に渡すことで,ネットワークに接続していない状態でもファイルの復号が可能になるという。

 今回出荷する新版では,これまで管理センターとクライアントの2種類に分かれていたソフトウエア・ライセンスをパッケージ化し,5ユーザーや10ユーザーなどの小規模導入において導入価格が下がるようにした。これを同社は「ユーザパック」と呼ぶ。さらに,ファイルの操作ログを自動的に記録/収集できるようにした。これは,情報漏えい対策の強化を目的としている。

 稼働OSは以下の通り。個々のパソコンで稼働するクライアントは,Windows 2000,Windows XP,Windows 2000 Server,Windows Server 2003。管理センターの稼働OSは,Windows 2000 ServerまたはWindows Server 2003。