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米EMCでSymmetrixプロダクト・グループ担当上席副社長兼ジェネラル・マネージャを務めるブライアン・ギャラガ(Brian Gallagher)氏
米EMCでSymmetrixプロダクト・グループ担当上席副社長兼ジェネラル・マネージャを務めるブライアン・ギャラガ(Brian Gallagher)氏
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 EMCジャパンは,同社のハイエンド・ストレージ「Symmetrix DMX-4」向けに,半導体を用いてI/O性能を高めたディスク・ドライブ型の記憶装置を追加し,2008年3月31日から販売開始する。価格は非公開だが,EMCジャパンは「I/O性能は磁気ディスクの30倍なので,価格もそれに見合ったものになる」と,それなりに高額になる点を認めている。

 今回追加する半導体ドライブは,磁気ディスクと同じ3.5インチ大のディスク・ドライブの形状で,接続インタフェースはFibreChannel(FC)のもの。磁気ディスクの代わりに使う。容量は,73Gバイトと146Gバイトの2種類を用意した。アクセス性能は,1秒あたりのI/O処理数(IOPS)において既存の磁気ディスク(毎秒1万5000回転のFCディスク)の30倍に相当するという。

 EMCジャパンでは同時に,アクセス性能を犠牲にする代わりに容量を重視した磁気ディスク・ドライブとして,容量1TバイトのSATA IIディスク・ドライブの販売も開始する。

 性能重視の半導体ディスクと容量重視のSATA IIディスクをラインアップする理由について米EMCでSymmetrix製品グループを担当するブライアン・ギャラガ(Brian Gallagher)氏は,「容量とアクセス性能ともに,ディスク・ドライブは現実の需要に追い付けていない」という状況を指摘する。データ量は18カ月で2倍になるがドライブ単体の容量はそれほど増えず,ドライブ単体のアクセス性能も年率14%~15%しか伸びていないという。

 ユーザー企業は従来,データ量の増加やアクセス性能の確保のため,同時に使うドライブの数を増やしてきた(ディスクを追加してきた)。しかし,ドライブ数を増やすと,消費電力と設置スペースが増えてしまう。こうした背景から,同じ3.5インチ大のディスク・ドライブながら,より大容量なドライブや,より高速なドライブが求められているとブライアン氏は指摘する。