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 2個のマイクで雑音をカット――。これは、米クアルコムが「Mobile World Congress 2008」に出展した技術「Fluence」である。

 Fluenceは、本体の通話口にある通常のマイクのほかに、背面にもマイクを用意する。2個のマイクの入力成分と入力時間の差から、雑音と音声を区別して雑音のみをカットする。これにより、通話相手に雑音が少ない音声が伝えられる。会場のクアルコムのブースでは、説明員が音源を用意し、Fluence機能をオン、オフした状態で聞き比べするデモを実演した。実際に聞いてみたが、携帯電話機背面に音源を近づけた場合でも、雑音はほとんど聞こえず、通話者の音声がはっきり聞こえる。音声の符号化ビットレートを低く抑えられることから、事業者にとっては帯域を有効活用できるメリットもあるという。

 この機能は、KDDIの最新機種が搭載するソフトウエア基盤「KCP+」に搭載済み。メーカあるいは通信事業者の判断があれば、いつでも使えるようになるという。

 実は、同様の仕組みはNTTドコモの携帯電話機「らくらくホン(富士通製)」にも搭載されている。両社の技術は、別個に開発したものである。