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 米Yahoo!の第2位株主である米Legg MasonのLegg Mason Capital Managementは米国時間2008年2月12日の決算報告の際,米MicrosoftによるYahoo!買収提案について触れた株主宛ての書簡を公開した。その中で投資責任者のBill Miller氏は「Microsoftは取引を成立させたいなら,価格を引き上げるべきだ」と述べている。

 Microsoftは2月1日,Yahoo!に対して総額446億ドルの買収を提案したことを明らかにした(関連記事:「1社が支配するネット広告市場を変える」,Yahoo!買収提案でMSがGoogle対抗をあらわに)。提示価格は1株あたり31ドルで,前日のYahoo!の株価19ドル18セントより60%高い(関連記事:「Yahoo!が拒否できないオファー」---NY TimesがMicrosoftによる買収成功を予測)。

 Miller氏は,この買収提案がMicrosoftにとって戦略的に急務だとする一方,「Yahoo!は単独で事業を続けるには厳しい状況にある」と指摘している。また,MicrosoftがYahoo!と過去1年にわたって交渉し,以前は1株あたり40ドル以上を支払う用意があったと報道されていることを挙げて,「われわれの評価では,Yahoo!の価値は報じられた数値の範囲だ」とした。

 なお,Miller氏の書簡は2月10日付けのもので,その翌日にYahoo!は正式にMicrosoftの買収提案を拒否している(関連記事:「著しい過小評価」,Yahoo!がMicrosoftの買収提案を拒否)。

 ちなみに英メディア(Reuters)によると,Microsoftの株主であるBob Olstein氏は,「Microsoftの提示価格は実質的にYahoo!の価値を上回っている」として,価格引き上げの要請に応じないよう勧告する書簡を,MicrosoftのCFO(最高財務責任者)宛てに2月12日付けで送付したという。

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