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 NECとSAPジャパンは2008年2月19日,SAP製品を中核とするソリューションの共同開発・販売やシステム・インテグレーション(SI),人材育成や研究開発などに関して,グローバル規模で協業することに合意したと発表した。協業の第一弾として,アジア地域でアプリケーション・サービスなどを共同で提供する。

 協業の内容は次の4点である。

 (1)SAP製ソリューションとNEC製ハードウエア/ミドルウエアによる組み込みと動作検証,および,マーケティング,(2)SAPのSOA基盤「SAP NetWeaver」を利用した,SI事業向けソリューションの開発とマーケティング,(3)アジア地域でのSAP製品を対象にした運用・保守・カスタマイズなどの各種サービス,および,アプリケーション・サービスの提供,(4)NECグループのSAP関連要員の育成強化や研究開発,である。

 NECは今回の協業に基づき,まずアジア地域のテコ入れを図る。SAP関連要員を現状の300人から2010年には600人に増員する。アプリケーション・サービスの提供に当たっては,サービスのインフラ環境をNECが提供し,両社で共同検証する。両社はシンガポールなどアジア地域の英語圏でサービスを展開したうえで,中国や日本へも順次拡大する予定,としている。

 今回の協業に合わせて,NECと独SAPは「グローバルテクノロジーパートナ契約」を締結することに合意した。これにより,NECは2008年4月に,SAP製品のプラットフォームとして動作するサーバーやストレージの認証を行う「NEC SAPコンピテンスセンタ」を独SAPの本社内に開設する。

 NECは昨年11月にも,東南アジア地域におけるSAP製品を使ったアウトソーシング事業で,NTTコミュニケーションズとも提携している(関連記事「NECとNTTコムが東南アジアでのSAP事業で提携,共同でアウトソーシングを展開」)。今回の提携により,SAP製品を活用したグローバル事業を今後さらに加速させていくとみられる。