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日本NCRの三ッ森隆司社長兼CEO
日本NCRの三ッ森隆司社長兼CEO
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 日本NCRは本日、2008年度事業戦略と新製品を発表した。同社の中核事業である金融/流通向けソリューション事業については、これまで金融と流通で分けていた事業部門を一つに統合し、双方のノウハウを融合することで提案の幅を広げていく。さらに、新規事業の開拓にも乗り出す。金融/流通以外のユーザー企業も対象にした新製品を開発し、パートナー企業と協業して新たなソリューションを提案する。売上目標は、既存ビジネスの領域で前年度比10%増、新規ビジネスを含めて同20%増である。

 新規事業としては、店舗やインターネットなどの対顧客窓口の業務を効率化するソリューションに力を入れる。その実現に向けた具体的な商材として、キオスク端末で受付業務を自動化する「NCR/Kinetics Xpressホテル・ソリューション」、海外で主流のTypeA方式の非接触型ICカードで決済可能な「非接触ICペイメント端末 ViVOtech」、携帯電話事業者向けにモバイルコンテンツの自動生成を支援する「モバイル・ソリューション」の3製品を同時に発表した。

 日本NCRは、これまで直接販売を主体としていた。新規事業向け3製品については、「パートナー企業と組んで新たなソリューションをユーザー企業に提供していく方針だ」(三ッ森隆司社長兼CEO)。非接触型ICカードの決済端末であるViVOtechを提供するには、「Suica」や「PASMO」で決済できるようにするためのアプリケーションが、別途必要になる。同社は、こうしたアプリケーションの開発実績を持つパートナー企業が、ViVOtechを組み合わせた決済システムとして提供することを想定している。現在、新設した戦略ビジネス本部が、パートナー企業の選定を進めているところだ。

 このほか、日本NCRは既存事業を推進する新製品として、毎分374枚で読み取り可能な業務用スキャナ装置「NCR iTRAN Image Trac」と、既存のPOSに非接触型ICカードなど複数の決済手段を実装できるようにする「NCR RealGate Paymentパッケージ・ソフトウェア」の2製品を同時に発表した。

 同社は1月1日付けで、これまで産業別に設置していた「流通システム本部」と「金融システム本部」を一つに統合した。具体的には、営業部門を「営業統括本部」、製品/マーケティング部門を「製品・マーケティング本部」に集約。さらに、「戦略ビジネス営業本部」を新設済みである。