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Windows Server 2008をアピールするスティーブ・バルマーCEO
Windows Server 2008をアピールするスティーブ・バルマーCEO
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 米マイクロソフトは2008年2月27日(米国時間)、「Windows Server 2008」をはじめとした企業向け3製品の出荷開始を発表した。米ロサンゼルスで開催した出荷記念イベントで、同社のスティーブ・バルマーCEO(最高経営責任者)は、「当社の次世代ITビジョンである『Dynamic IT』の実現に向けた、最も重要な製品だ」と述べ、同製品をアピールした(写真)。

 バルマーCEOは、「Dynamic IT」を次のように説明した。「IT基盤の複雑さを軽減し、俊敏性を高める。標準化されたコンポーネントを基に、ビジネスの変化を先取りして必要なITリソースを自動的に提供できるようにする。これが究極のゴールだ」。

 このDynamic IT構想に基づき、Windows Serverなどを強化してきたとして、具体的な強化点を述べた。まず挙げたのが、Windows Server 2008が持つシステム運用管理機能。中核を担うのが、用途に応じた必要最低限の機能だけをインストールする「サーバー・コア」である。これによって、サーバー再起動やパッチ適用などの時間が削減できる。同社の検証では、システムの導入に必要な時間は最大で60%、計画停止の時間が最大91%削減されるなどの効果を挙げたという。「Windows Server 2008がシステム基盤の複雑さを解消し、IT管理者を大いに助けるだろう」(同)。

 Windows Server 2008向けの仮想化技術「Hyper-V」についても、バルマーCEOは大きく特徴を紹介。仮想化ツール最大手である米ヴイエムウェアに比べたスケーラビリティの高さや運用の容易さを強調した。

 さらに、米シトリックス・システムズや米ノベルと提携して両社の仮想化技術との相互運用性を高めたことや、サーバーに加えてクライアント環境や個別アプリケーションの仮想化技術も提供することなどを列挙。「マイクロソフトの仮想化戦略の位置付けは、IT業界の中で極めてユニークだ。当社は仮想化技術を“民主化”し、あらゆる企業に仮想化の恩恵をもたらす」(同)。

 このほかバルマーCEOは、Windows Server 2008と同時に発表した開発ツール「Visual Studio 2008」、データベース・ソフト「SQL Server 2008」も紹介。Visual Studio 2008のWebアプリケーション開発機能、SQL Server 2008のビジネス・インテリジェンス機能などを披露した。Windows Server 2008とVisual Studio 2008は同日から出荷を開始。SQL Server 2008の出荷開始時期は2008年第3四半期の予定である。