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 米Microsoftは米国時間2008年3月4日,同社の研究開発プロジェクトで取り組んでいる新OS「Singularity」の研究者向け開発キット(RDK)「Singularity RDK 1.1」をリリースした。学術研究および非商用目的に限り,無償で同社のソースコード共有ポータル・サイト「CodePlex」からダウンロード可能。

 Singularityは,同社研究開発部門Microsoft Researchが2003年に立ち上げたプロジェクト。「信頼性を第一の目的として,最初からシステムを設計しなおし,先進のプログラミング言語とツールを駆使した」(Microsoft Research)。SIP(software isolated process)を取り入れるほか,コミュニケーション・エラーを回避する「contract-based channels」や,OSがプログラムを適切に認識するための「manifest-based programs」などの機能を独自に開発した。

 なお,Microsoft Research上級バイス・プレジデントのRick Rashid氏は,「Singularityは次期Windowsではない」と述べる。同氏はSingularityについて,「コンセプトカーのようなものと考えて欲しい。OSやアプリケーションどうしがやりとりする手段の新たなパラダイムに向けたプロトタイプOSだ」と説明した。

 また同社はMicrosoft Researchの取り組みを紹介する社内イベント「TechFest 2008」で,検索におけるコラボレーションを実現するためのユーザー・インタフェースとして,1台のコンピュータを共有する学生などに向けた「CoSearch」,一度中断した検索を再開するためのツール「SearchBar」,検索キーワード履歴を共有して効率的な共同検索を可能にする「SearchTogether」などの概念を披露した。

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